▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに天皇賞(春)出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
タスティエーラ美浦・堀宣行 牡4
▲4月17日撮影(c)netkeiba
大敗をした前走においても、決してデキに関しては悪く映らなかったですが、一度、叩かれたことで、肌の薄さが際立つようになっており、毛ヅヤも光っています。中でも肩回りの筋肉量がアップし、前肢がシッカリと地面を捉えた形となっており、確実にパワーアップしています。振り返ると、日本ダービーからの菊花賞においては、間隔があいたことと初の輸送競馬もあってか、パドックでの騎手の騎乗後、テンションが急激に上がってしまったことを踏まえ、再びの輸送競馬となる大阪杯においては、気持ちの面を重要視した調整だったようにも思えますし、何よりも胴の長さから、内回りコースの内枠はストライド的にも厳しかったように思えます。どこに距離適性があるのかは分かりませんが、胴の長さやスラリとした体型、菊花賞での走りから長距離は問題ないと思えますし、鞍上はモレイラ騎手。魅了されます。
ワープスピード美浦・高木登 牡5
▲4月18日撮影(c)netkeiba
詰まった胴の感じや重心の低さ、ドレフォン産駒特有の重厚感を感じさせる馬体で、一見すると長距離向きとは思えないのですが、この馬の良さである持久力が距離延長にプラスに働いているように思えます。さて今回の体ですが、前走時よりも一回り体を大きく見せ筋肉量もアップして映ります。そして何よりも体重ほど重たく見せておらず、全体的なバランスの良さも感じます。
サリエラ美浦・国枝栄 牝5
▲4月17日撮影(c)netkeiba
美しいです。4肢の位置が素晴らしく、窮屈さのない立ち姿勢でバランスの良さを感じます。またディープインパクト産駒らしい肌の薄さとスガルサがあり、軽やかさが伝わります。もともと小柄な馬で華奢なイメージでしたが、