梅雨入り期で馬場が渋ることも多いレース。稍重の23年はジャスティンカフェ(1人気1着)、重の22年はガロアクリーク(8人気2着)とダーリントンホール(2人気3着)、不良の20年はダイワキャグニー(9人気1着)とトーラスジェミニ(18人気3着)、重の18年はサトノアーサー(2人気1着)とハクサンルドルフ(4人気2着)とグリュイエール(5人気3着)。道悪になるとヌレイエフの血を引く馬がよく絡むし穴にもなる。良の21年は、1着ザダル(父トーセンラー)、2着サトノフラッグ(父ディープインパクト)、3着ファルコニア(父ディープインパクト)、ディープ系が1〜3着を占めた。(解説:望田潤)
ヴェルトライゼンデ ワールドプレミアやワールドエースの半弟で、欧G1を3勝したマンドゥロの甥。母マンデラは独オークス(独G1・芝2200m)3着。母方にはドイツ血脈とハイペリオンのスタミナが強い。地力と成長力に富む中長距離血統で、しなやかかつ重厚な体質は兄たちと似る。休み休みでも重賞2勝でジャパンCと日本ダービーで3着。ここはまた一年以上のブランク明けで1800も少し短いが、鳴尾記念勝ちをはじめ鉄砲実績はあるし、渋った馬場もこなすので軽くは扱えない。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
グランディア ドレッドノータス、サンマルティン、バルデスの全弟で、ディアデラマドレ、ディアデルレイ、カウディーリョなどの半弟で、クラヴェルの叔父。母ディアデラノビアはフローラSなど重賞3勝。母母ポトリザリスはアルゼンチンの年度代表馬。北米南米のアウトサイダー血脈が強いディアデラノビアにNorthern Dancerが強いハービンジャーを配した鉄板配合だ。この牝系らしい晩成型で、5歳を迎えついにオープン入り。東京1800はローシャムパークと叩き合った実績が。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎