競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにエプソムC出走予定馬の中から8頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
サイルーン美浦・堀宣行 セ5
▲5月29日撮影(c)netkeiba
去勢の効果が現れて本領発揮が叶い、2連勝でオープン入り。近走はマイルを中心に使われているが、緩やかな背中のラインとスラッと伸びた長い脚から距離は延びても何ら問題なし。直飛で後肢の蹴りが強く、身体能力の高いディープインパクト産駒。もうひと締まりが理想でも、撮影翌日に意欲的な1週前追い切りを消化し素晴らしい動き。
シルトホルン美浦・新開幸一 牡4
▲5月29日撮影(c)netkeiba
スクリーンヒーロー産駒のマイラーだが、極端に背中は短めでお尻の幅がなく、おそらく母系の血が出た体形なのだろう。回転力のあるフォームから初速の速さで勝負するタイプ。今年になって体を大きくしているが、詰まった背中と大きな腹袋で元々が馬体を緩く見せる傾向。この体つきでも俊敏さは薄れておらず、体調面のブレは少ない。
ルージュリナージュ美浦・宗像義忠 牝5
▲5月29日撮影(c)netkeiba
長い背中でトモの幅があり、脚が短く体形は独特。ヴィクトリアマイルで5着と頑張ってから間隔が詰まるが、