競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに函館スプリントS出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アサカラキング美浦・斎藤誠 牡4
▲5月29日撮影(c)netkeiba
新馬と前走は同じ524キロだが、ここ一連の好成績は距離&戦法の適性を見いだしたことが大きい。腹袋が大きく太目に映るアウトラインだが、あばらをうっすらと見せて余分な脂肪はない。ただ阪急杯あたりに比べると後肢の股や臀部(でんぶ)が凹んでおり、ケイコは動いているが良化の余地は残している段階か。週末と当週、函館の輸送でどこまでトモが膨らむかだ。
ウイングレイテスト美浦・畠山吉宏 牡7
▲5月29日撮影(c)netkeiba
マイル中心に使われていたが、デビュー以来2度目の芝千四のスワンSを勝利。前駆体形でスピード+先行力を生かす形が奏功した印象だ。海外遠征帰りだが、3カ月半の期間があり体はふっくら。相変わらず前が強い体型だが、それでも今回はトモに丸みがありケイコも美浦Wで1F10秒台を2週続けてマークと態勢は整っている。今なら初の千二も対応できる。
キミワクイーン美浦・奥村武 牝5
▲5月30日撮影(c)netkeiba
昨年の当レースを制して以降は、7・10・11・5・16着と結果を残せていない。