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【#53】社会復帰に向けて新たな医師探しへ...訪ねたのは日本で一番“アスリートの頭部外傷を診ている”名医

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  • 2024年06月03日(月) 18時01分
障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、一昨年の夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く連載コラム。

ある日、定期健診に訪れた雄造騎手と由紀子さん。医師から騎手や競馬業界に関する知識の少なさから、「社会復帰に向けて具体的なアドバイスは難しい」と告げられます...。

いち早く自立するために最適の選択肢を探す鬼嫁。辿り着いたのは日本で一番“アスリートの頭部外傷を診ている”名医でした。診察を受けるため、今回は滋賀から東京へ向かいます!


「どうしても中山晴雄先生の診察を受けたい」


 定期健診で淡海医療センターを訪れた際に今後のことをいろいろと相談したのですが、医師からは、「落馬での脳外傷患者を診るのは初めて。アスリートの診察もあまり数をこなしていません。そして、騎手や競馬に関わる職業についてあまり知識がないので、社会復帰に向けて具体的なアドバイスをすることが難しい。もし、競馬や乗馬業界、アスリートのリハビリに詳しい医師がいるのであれば、一度相談してみてはいかがですか?」というアドバイスを受けました。

 脳外傷という症例はたくさん診ていても、競技人口が極端に少ない騎手や馬に関係する職業について、その詳細を知っている医師は少ない…。とはいえ、落馬から半年以上が経ち、これから社会復帰に向けてのリハビリを本格化させていく時期。本人の希望と現実をうまく折り合わせながら、最終ゴールに向けてレールを敷かなければなりません。

 今の夫に的確なアドバイスをくれる医師はどこにいるのだろう──。いろいろな方に相談をした結果、藤田理学療法士にひとりの医師を紹介していただきました。

 スポーツ頭部外傷を専門とされていて、ラグビーやボクシング選手など、日本全国からさまざまなアスリートが連日診察に訪れているという、東邦大学医療センター・大橋病院の中山晴雄先生です。

 騎手の診察をしたことはないとのことでしたが、日本で一番アスリートの頭部外傷を診察している医師だと聞きました。私はどうしても中山先生の診察を受けたいと思い、さっそくコンタクトを取ることに。

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1981年9月9日生まれ。2015年に障害騎手の白浜雄造と結婚。1男1女をもうける。結婚前は四位洋文調教師や福永祐一調教師(両名、当時騎手)らが所属していたマネージメント会社にてマネージャーを務め、TV番組収録やイベント等、様々な現場で騎手をサポート。福永調教師の引退までの16年間はバレット業務も兼任。福永厩舎開業後は経理兼秘書業務を担当予定。現在はオンラインサロン「福永祐一 競走馬研究所」の運営スタッフを務める傍らフリーランスとして活動中。新たな目標のアイシングクッキー講師としても活動すべく準備中。(旧姓は坪田、また戸籍上の表記は幸子)

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