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【ラジオNIKKEI賞予想】ラジオNIKKEI賞も非根幹距離血統、馬力血統に注目

  • 2024年06月28日(金) 19時00分
今週末はラジオNIKKEI賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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父も母父も非サンデー系やロベルト系に注目


 宝塚記念は当コラムで推奨したソールオリエンスが7人気で2着。

「前走の大阪杯は小回りコースで根幹距離。今回は広いコースの非根幹距離で前走よりタフな馬場になるため、大阪杯組を逆転する」と予想して当コラムでも推奨しました。

 常々書いているように競馬で要求される能力の方向性は一定ではなく、突き詰めれば、軽い馬場とタフな馬場。根幹距離と非根幹距離。小回りコースと広いコースの能力をどちらも伸ばすことはできません。その能力は才能の源である血統の影響が大きいため、相反する能力の方向性を血統で予想することができる。これが「血統ビーム」を通じて30年間提唱し続けている概念です。

 ラジオNIKKEI賞も、宝塚記念同様非根幹距離の重賞。昨年も勝ち馬のエルトンバローズを本命に推奨したのは、非根幹距離適性と馬力に優れた血統だから。

「血統ビーム」の根底概念である「相反する血統を固める」考え方に基づけば、ラジオNIKKEI賞は日本の非主流適性が問われるのですから、日本の主流血統である「根幹距離GI馬を出しやすいサンデーサイレンス系の影響を薄めた血統」が走りやすいと考えられます。

 実際、ラジオNIKKEI賞は、父と母父がどちらも非サンデー系の血統馬も走りやすいです。2020年に7番人気2着のパンサラッサ。2021年優勝のヴァイスメテオール。7人気3着のノースブリッジはいずれも父も母父も非サンデー系。

 また、日本では非主流適性である欧州型の馬力を強化された血統も走りやすいです。スタミナ、馬力を強化するロベルト系、サドラーズウェルズ系を持つ馬は好走多数。2020年7番人気2着のパンサラッサは母父がサドラーズウェルズ系。2021年11番人気2着のワールドリバイバルは父ロベルト系、7番人気3着のノースブリッジも父ロベルト系。2022年3着のサトノヘリオスは父ロベルト系。2023年1着エルトンバローズは母父がロベルト系、2着シルトホルンは父ロベルト系。

 エルトンバローズは父がサンデー系のディープブリランテですが、同種牡馬の産駒は非根幹距離の方が成績が優秀で、20年の宝塚記念でも産駒のモズベッロが超大穴馬券を演出しました。

 今年のラジオNIKKEI賞も父も母父も非サンデー系。欧州馬力血統を強化された馬に注目します。

 オフトレイルは父も母父も非サンデー系。馬力競馬で世界一の能力が問われるイギリスの生産馬。父ファーは英チャンピオンS勝ち馬であり、ムーンランドロンシャン賞でも2着。当レースは日本のスピード競馬にも近い適性が問われるため、日本の適応力も兼ね備えた種牡馬ともいえます。

 ログラールも父モーリス、母父キングカメハメハともに非サンデー系。モーリスは父がロベルト系で母にサドラーズウェルズを持つ馬。産駒も当レースに5頭出走して3頭が人気以上に走って掲示板。下馬評(これまで発揮したパフォーマンス)よりは走る産駒が多いです。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のラジオNIKKEI賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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