▲昨年はセイウンハーデスが優勝(撮影:下野雄規)
七夕賞は直近の3年連続で「内有利」のトラックバイアスが発生。過去10回を遡っても、7回をトラックバイアス「内有利」と判定しているように、内を通った馬が有利になりやすいレース。
2021年は3枠より内が4着までを独占。2023年は9番人気の2着馬が2枠、13番人気の3着馬が2枠だった。
先週の福島芝でも1800〜2000m(新馬戦除く)は5レース施行。4枠より内が複勝率40%。一方で5枠より外は複勝率8.6%。7枠より外は1頭も3着内に好走せず。6番人気以下で3着内に好走した6頭のうち4頭が2枠より内だったように、明らかに内枠有利な傾向が出ていた。
ただし、先週は週末に雨の予報があったため、散水が控えられていた。結局は日曜の開催中までに影響を与えるほどの雨量がなかったことで馬場が固く内枠が走りやすかったことも影響している。先週のように顕著な馬場が続くかはわからないので、土曜のレースをチェックしてから改めて判断したい。
とはいえ、先週の傾向と例年の七夕賞は様々な馬場の状態で行われながらも内有利率が高い。余程の変化を感じない限りは内枠を狙いたい。
▲ノッキングポイントに期待したい(撮影:下野雄規)
ノッキングポイントは過去10戦のうち4枠より内に入ったのは3戦。そのうち1勝クラス、新潟記念を勝利しているように、仕掛けられてからの反応が速い馬なので、内枠や直線の短いコースは向いている。
4枠より内に入って唯一敗れた前走の新潟大賞典はトラックバイアス「超外有利」と判定。当日の新潟芝は外枠が圧倒的に有利な状況で、3着内に好走した18頭のうち10頭が7枠より外。内枠には厳しい状況だったため、凡走とはいえない。
今回想定される内有利な状況のなかで内枠に入ることができれば、チャンスがある。
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