10万超えの的中
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、会心の的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、平安Sを的中させた「山田極」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
対象レース:
2024年5月18日(土)京都11R 平安S 山田極です。
「山田極」氏
このレースが行われた5月18日に僕は京都競馬場に来ていました。実はこのレースの1番人気馬スレイマンが僕の出資馬だったのです。スレイマンが勝った場合、僕は口取りをする予定でした。
前走僅差でアンタレスS2着だったので、今回勝つ確率はかなりあると考えていました。唯一の不安はレース間隔が短かったことです。
集中力のないスレイマンはブリンカーを着用しているのですが、ブリンカー着用馬が短いレース間隔で使われた場合、ブリンカーの効きが悪くなる可能性があるからです。
通常愛馬が出走する場合、レースの本命にして予想をしたいところですが、僕は愛馬の出走と予想は全くの別物と考えています。予想は馬券を儲ける為の物であり、絶対に私情を入れてはいけないと考えているからです。
僕の指数算出にはブリンカー装着馬のレース間隔が短かった場合に減算ロジックが入ります。よって、1番人気スレイマンは想定的中率順が3位の21.6%となっていました。
想定的中率1位のミトノオーは前走の内容が優れていたこと、逃げ馬で1枠に入ったことを評価されました。
3着に入った10番人気のメイショウフンジンが買い目に入れた理由は、前走のブリリアントSが実はレベルの高いレースだったから。まんまと逃げきったように見える内容でしたが、実は速いラップを刻んでおり僕の指数算出ロジックが高評価の判断をしたからです。
ただ、残念ながら僕はこのレースを勝負レースにしていません。なぜなら、僕は本当に儲かるレースしか勝負レースにしたくないからです。
弱い馬が上位着順にくるパターンは、スローペースでのまんまの先行しかありません。だから指数の確率を少しでも高める為に、勝負レースの条件をスローペースが起こりにくい短距離戦(1001m〜1600m)のみに限定しています。※1000m以下は出遅れが致命的になるため除外
あと全馬が4走以上走っていることを条件にしています。これは変わり身による激走などが起こりやすいレースを除外する為です。
僕は競馬場では予想に出している3連単フォーメーションではなく、予想コメント欄に書いているワイドを買っています。3連単を買い目に出している理由は3連単の売り上げが一番高く、ニーズがあると考えている為です。
僕が実際に買った馬券はX(旧ツイッター)で投稿していますので、ぜひ見て下さい。
(山田極)
今回解説の予想結果は
こちら。