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【函館2歳S予想】仕上がり早の牝馬が穴に テスコボーイ系の血が特注

  • 2024年07月07日(日) 18時00分
最初のJRA2歳重賞だけに、23年ナナオ(6人気2着)、22年ブトンドール(4人気1着)、20年リンゴアメ(10人気1着)と、仕上がり早の牝馬がよく穴をあけるレース。21年も穴ではなかったが、ナムラリコリスとカイカノキセキ、牝馬のワンツーだった。ブトンドール(ビッグアーサー)、ナムラリコリス(トウショウボーイ)、ビアンフェ(サクラバクシンオー)、クリダーム(サクラバクシンオー)、グランデ(サクラユタカオー)と、テスコボーイ系の血を引く馬がよく好走し穴にもなっている。(解説:望田潤)


エメラヴィ
 ウェーブメジャーの妹で、サダムフジコやメガリスの姪で、リヴェルディやプリマジアのイトコ。ボナンザなども近親。オルフェーヴル(ノーザンテースト4×3)×シンボリクリスエス(非ノーザンダンサー)にはオーソリティ、ソーヴァリアント、エスポワールなどがおり、緊張と緩和のメリハリが効いて成功している。本馬は母方の短距離資質が強い印象で、オルフェーヴル産駒だから洋芝適性も高い。馬場が渋れば更にのタイプとみる。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

カルプスペルシュ
 プリモシーン、ダノンエアズロック、モーソンピークの姪で、母母モシーンはVRCオークス(豪G1・芝2500m)やVRCオーストラリアンギニーズ(豪G1・芝1600m)の勝ち馬。父シュヴァルグランはハーツクライの代表産駒でジャパンCなどに勝ちメリオーレムなどを出している。母はストームキャットのニアリークロス3×4で、ストームキャットが強いスプリンターに見えるが、後駆はデインヒル的に強靭だ。デビュー戦は辛勝も、好位差しで相手ナリのタイプでは。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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