根幹距離の頂点種牡馬ディープインパクトの血に注目

　先週のラジオNIKKEI賞は、当コラムでも注目馬に取り上げ、ウマい馬券でも本命にしたオフトレイルが優勝。これでラジオNIKKEI賞は過去6年中5年で的中。

　先週のコラムにも書いたようにラジオNIKKEI賞は400mで割れない距離で行われる非根幹距離のレース。非根幹距離のレースは、日本の根幹距離でのチャンピオンサイヤーサンデーサイレンスの血を持つ馬は能力が削がれやすくなります。一方、サンデーの影響が薄い馬は非根幹距離でパフォーマンスを落としにくいので有利。という理由で毎年のように根幹距離に強い(特にサンデー)の血の影響度が薄い馬を狙い続けて当てているわけですが、今年もその通りの結果となりました。

　そして、非根幹距離のラジオNIKKEI賞の翌週には、根幹距離重賞の七夕賞が例年行われます。同じ競馬場の重賞ですが、七夕賞は根幹距離に替わることで一転して主流血統の中でも頂点に立つディープインパクトの血を持つ馬が毎年のように好走します。

　昨年も勝ち馬のセイウンハーデスは父がシルバーステート。その父はディープインパクト。2着ククナは母父がディープインパクト。

　一昨年もディープインパクトの血を持つ馬が1-3着を独占。ディープインパクトの血を持っていたのは4頭のみ。

　一昨年は父キングマンボ系が1-3着を独占。3頭しか出走していなかったキングマンボ系×ディープ系が1-3着でした。

　昨年も父キングマンボ系で母父がサンデー系の配合馬が2、3着でしたから父キングマンボで母父サンデー系の配合馬も走りやすいレース。

　今年の出走予定馬でディープインパクトを持つのはノースザワールド、レッドランメルト、レッドラディエンスの3頭。

　父か母父がキングマンボ系で母父サンデー系を持つ馬はアラタ。

　例年通りの傾向なら、今年も根幹距離の最高血統を持つ馬。なかでも父キングマンボ系や母系に米国指向の血を強化された馬が好走しやすいでしょう。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の七夕賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開！