▲昨年はローシャムパークが優勝(撮影:山中博喜)
函館記念は2017年以降の、馬場虎太郎独自の馬場判定(JRAよりも予想に役立つ馬場判定)では、一貫して馬場コンディションを「重い」もしくは「稍重い」馬場。JRAが良馬場と判定した年も馬場は重い。
馬場が重いことによって、先行馬が止まる。2020年、2022年、2023年と最初のコーナーを4番手以内で通過した馬が1頭も3着内に好走していない。直線が短いコースながら先行した馬が止まってしまうのは馬場が重いから。
今年の函館芝は例年に比べて芝、路盤の状態が比較的良好だったことに加えて雨の影響をうけていた開催日が少なかったこともあって馬場コンディションを「標準」と判定したレースの割合が高かったが、先週日曜当日にまとまった雨が降るなかでの開催となったことによって馬場の傷みが進んだ。
今週末は良好な天気予報となっているが、馬場の回復は難しいのではないか。JRAが良と発表したとしても、今年も例年通りに重めの馬場コンディションで行われるだろう。重めの馬場コンディションに対応できる差し馬を狙いたい。
▲チャックネイトに期待したい(撮影:小金井邦祥)
チャックネイトは去勢されて本格化した近5走で馬場コンディション「稍重い〜重い」に出走したのは六社S、AJCCの2回でどちらも1着。
それ以外の3戦は馬場コンディション「軽い〜稍軽い」の間で、惨敗した前走の天皇賞(春)に関しては馬場コンディション「軽い」と判定する最上級に軽く走りやすい状態だった。重めの馬場コンディションになれば巻き返しが期待できる。
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