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【クイーンS予想】差しが決まりやすい札幌のクイーンS

  • 2024年07月23日(火) 18時00分
馬場虎太郎

▲昨年はドゥーラが優勝(撮影:山中博喜)


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 開幕週だった先週の札幌芝は週中降雨の影響なく、クッションも利いて良好な路盤の状態。馬場虎太郎が長年独自判定している馬場コンディションは土日ともに「標準」の馬場。

 過去10年の札幌で行われたクイーンSも独自判定の馬場コンディションでは「稍重い-重い」馬場は1度もない。

 一般的に同じ北海道の洋芝である函館と札幌は混同されがちだが、完全なる別物だ。函館はコーナーの角度や路盤の状態、風など負荷がかかる要因が多いが、札幌は差し馬がスピードに乗りやすい。

 2018年以降のクイーンSを振り返っても、(2021年函館開催を除く)5回のうち3回をトラックバイアス「差し有利」と判定。連対した10頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は2頭しかいない。

 馬場コンディションが「標準-軽い」と判定するような馬場コンディションでは、速い上がりを使うことができる。実質的に要求される能力は広いコースで直線も長い東京芝と大差ない。このレースに関しても差し馬がスピードに乗りやすいため、ポジションを取ることや器用な立ち回りはアドバンテージにならない。

 今週末の天気予報はやや不安定ではあるが、先週の路盤の状態を考慮すると当日が降雨のなかでの開催とならない限りは、例年通りの馬場コンディション、状況が想定される。例年通り末脚のしっかりした馬が走りやすい。

馬場虎太郎

▲ウンブライルに期待したい(撮影:下野雄規)



 ウンブライルの前走ヴィクトリアマイルはトラックバイアス「外有利・差し有利」と判定。5枠から差してきた超人気薄のテンハッピーローズが1馬身以上も差をつけているのは外枠の差し馬が恵まれたから。外枠と後方待機馬が恵まれていたレース。内枠の先行馬は絶望的に不利。この馬自身先行競馬では力を発揮できない上にトラックバイアスの不利も受けてまったく力を出せなかった。

 今回は先行したい馬の多いメンバー構成。本来の控える形で運ぶことができれば、能力を発揮できる。巻き返しは必至だ。

 殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のクイーンSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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