▲佑介騎手と津村明秀騎手の対談に新たなゲストが!(c)netkeiba
津村明秀騎手が1度だけ…「俺もさすがに怒る! って叫んだ(笑)」
──4年前に『with佑』にご出演いただいたとき、佑介さんがGI勝利について「0と1は全然違うよ」とおっしゃっていて。津村さんは今、その違いの大きさを実感されているのではないですか?
津村 もともと、あのときの藤岡のその言葉がすごく印象に残っていたんです。で、こうして実際に勝ってみて、本当に違うなと思いました。周りからの祝福もそうですが、自分の気持ちとしても肩の荷が下りたというか、こんなにホッとするものなんだなって。
佑介 それが本当に大きいよね。
津村 うん。解放された感があるし、「もっと勝ちたい!」という欲が出てきた。それにしても、取材の数がすごかった。考えられないくらいの数の取材を受けた(苦笑)。いまだにちょこちょこ入ってくるよ。
佑介 『週刊ギャロップ』では特集まで組まれてたもんな。でもね、それは津村だからだよ。GIを勝ったときに、その人を取り上げたいと思うかどうか。それは絶対に人によると思うから。
──今年の上半期を振り返ってみると、重賞は津村さんの中山金杯(リカンカブール)から始まって、GIは佑介さんのフェブラリーS(ペプチドナイル)から始まった。で、川田さんがNHKマイルC(ジャンタルマンタル)、津村さんがヴィクトリアマイルを勝って、シーズンを締めくくったのも帝王賞(キングズソード)の佑介さんだった。20期生の底力が発揮されたシーズンでしたね。
▲激戦の帝王賞を制した佑介騎手とキングズソード(撮影:高橋正和)
津村 すごいですよね、本当に。今年の20期生、どうしちゃったんですかね(笑)。
佑介 こうなったら、あとは丹内。俺、丹内の口からあんまり「GI」の話って聞いたことがないけど、津村が勝ったことで、かなり気持ち的に高まっていると思うよ。ここまできたら、「次は自分だ」と絶対に思っているはず。