【新潟日報賞予想】波乱続出のフルゲート 切れ味勝るトーセンリョウに期待したい
コース替わるも傾向に変化なし?
毎年、多頭数で波乱続出(10年間の3連単は6回まで10万円以上)だった内回り1400m戦が、今年は外回り1800mになった。おそらく速くもない流れから、長い直線の切れ味勝負になる可能性大。難解な波乱の可能性は変わらないと思える。
大接戦の16頭立て。切れ味に勝る5歳トーセンリョウ(父ディープインパクト)に期待したい。5歳馬ながら[3-3-0-3]。使い込めないため戦歴は多くないが、入念に乗って出走するローテーションだけに少し間隔が空いたのは死角ではない。
同じ左回りの東京芝1800-2000mでは、上がり32秒8の記録が2回もある切れるタイプ。新潟は初めてだが、ほぼ平坦のコースが合わないわけがない。
母カンビーナは、その父Hawk Wingホークウイング(エクリプスSなどG1・3勝)の特徴を受け継ぎ、芝10Fのアメリカンオークス(1着同着)を制している。輸入されてからの産駒は5頭連続して父はディープインパクトで、「カーロバンビーナ(牝馬、3勝)、トーセンカンビーナ(牡馬、4勝)、現7歳のファルコニア(牡馬、8勝)、エイカイロイヤル(牡馬、0勝)、そして現5歳のトーセンリョウ(牡馬、3勝)」。
全きょうだいといってもそれぞれ別の個体なので特徴は異なるが、アメリカンオークスを含む全6勝が10F以下だった母カンビーナ(愛2勝・北米4勝)に良く似たタイプが、トーセンリョウかもしれない。
同じディープインパクト産駒の5歳馬ケイアイセナ、まだ強くなりそうな3歳トロヴァトーレが相手本線。波乱の可能性大なので、ホウオウラスカーズ、ディオスバリエンテ、ウインスノーライト、穴馬には上がり馬ロジシルバーを加えたい。