▲昨年はアヴェラーレが優勝(撮影:下野雄規)
関屋記念は2014年以降で連対した20頭のうち11頭が7枠より外。同時に3枠より内で上位人気になっていた馬の凡走も目立つ。
2017年は3枠で1番人気だったメートルダールが12着。2019年は2枠で2番人気だったケイデンスコールが14着。2020年は1枠で2番人気だったプリモシーンが15着。明らかに内枠が不利で外枠が有利。また、6番人気以下で3着内に好走した10頭のうち7頭は最初のコーナーを5番手以内で通過している。
例年、外枠が有利になるが、どれぐらい外枠になるかは馬場コンディションによって変わる。
2014年以降の関屋記念で馬場コンディションが「軽い〜稍軽い」だったのは2015年、2016年、2018年、2019年、2023年の5回。
この5回では連対した10頭のうち7頭が6枠より外。軽い馬場ほど外枠有利が顕著になっていた。
ただし、今年は例年と馬場が違う。今開催、新潟芝外回りの古馬混合戦は6レース行われ、6番人気以下で3着内に好走した7頭のうち6頭は最初のコーナーを3番手以内で通過。もしくは3枠より内。6枠より外から最初のコーナーを5番手以降で通過した馬は連対できていない。今年の新潟芝は内枠、先行馬有利な馬場だ。
今開催の新潟芝外回りは例年になく、先行、内を通る馬が有利。6レースのうち1番人気で3着内に好走したのが1頭のみであることから、実力馬が能力を発揮しにくい特殊な馬場になっている。
今週末も現時点では良好な天気予報。軽めの馬場コンディションが想定される。
例年のレース傾向からは外有利になりやすいが、今年は特殊。例年の傾向よりも今のトラックバイアスを重視すべきだろう。先行馬を狙いたい。
▲トゥードジボンに期待したい(c)netkeiba
トゥードジボンは近2走連続で逃げていて、5勝中4勝が逃げ切り。
今回想定される馬場コンディション「軽い〜稍軽い」で直線が平坦なコースには2度出走。宝ケ池特別、米子Sともに完勝。先週までのような馬場にマッチする。
土曜の馬場を見た上での最終見解はウマい馬券で公開する。
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