フランス・ドーヴィルに本社を置くアルカナ社より、netkeibaの読者の皆様だけに、夏限定のコラムをお送りいたします。
※当コラムは無料でお楽しみいただけます
最高の1ヶ月を迎えるドーヴィルの街と競馬開催
ドーバー海峡に面したフランスのリゾート地ドーヴィルは、8月になると、競馬開催で街が一層華やぎます。8月のドーヴィル開催は1864年に始まり、今年で160年目の開催を迎えます。
この間にドーヴィル開催は、世界の競馬カレンダーに欠かせない存在になり、毎年夏になるとトップホースやジョッキーが集う場所になりました。16日間に渡る夏のドーヴィル開催には、5つのG1を含む22の重賞競走が組み込まれています。 フランス競馬において知名度が高く、また歴史あるレースはたくさん存在しますが、そのいくつかのレースは、夏のドーヴィル競馬場で行われます。
例えば、フランスでシーズン最初の2歳G1となるモルニー賞(芝1200m)は、アルカナ8月1歳セールと時を同じくして行われるのが恒例となっています。今年も、セール最終日にあたる8月18日(日)に開催されます。2011年に優勝したのは、祖父がサンデーサイレンス、父がハットトリックという血統のダビルシムでした。
このほか、夏のドーヴィル開催のハイライトとなるのが、マイル路線における新進気鋭の若馬たちと歴戦の古馬が激突するG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)です。芝1600m戦としては世界最高峰に位置づけられるこのレースの過去の勝ち馬には、ドバイミレニアム、ドバウィ、ゴルディコヴァ、キングマン、ミエスクらが名を連ねるほか、2020年と2021年にはパレスピアが2連覇を達成しています。言ってみれば、ジャックルマロワ賞は日本の安田記念に匹敵するレースと言えましょう。
日本の競馬関係者に馴染みの深いドーヴィルの街と競馬開催
これまで幾度となく、日本の競走馬が8月のドーヴィル競馬場に遠征をしてきました。1998年のG1モーリスドゲスト賞(芝1300m)では、当時4歳のシーキングザパールがレコード(1:14.70)で、日本調教馬として初めて海外G1制覇を果たしました。さらにその1週間後には、タイキシャトルがG1ジャックルマロワ賞を制し、日本の競走馬が国際的に活躍する年となったのです。
アルカナ・8月1歳セールの上場馬は
こちらのオンラインカタログでご覧いただけます。