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【丹内祐次×津村明秀×藤岡佑介】「俺たちみんなわかっているから」支え合い高め合う20期生の解けない絆/第5回

  • 2024年08月14日(水) 18時02分
“with佑”

▲肩を組んで…仲良く自撮りショット!(c)netkeiba


和気あいあいとした雰囲気で行われた同期対談、ラストはそれぞれに勝負師としての“欲”を伺いました。佑介騎手が、津村騎手と丹内騎手に絶対目指してほしいこととは…?

トーク終盤では、丹内騎手を「絶対に勝てる、大丈夫」と2人が励ます場面も。 互いに高めあって歩んできた“20期生の絆”溢れる最終回です!

前回はこちら▼
【丹内祐次×津村明秀×藤岡佑介】津村騎手が“天才”と称されるワケ「一生かかっても真似できない」天性の素質とは?/第4回

(取材・構成=不破由妃子)

GI制覇だけが目標ではない理由とは?


──では、最後になりますが、ジョッキーとして脂が乗り切った感のある20期生のみなさんに、今現在ジョッキーとして求めているもの、勝負師としての“欲”をお聞きしてみたいです。

丹内 津村は「飲みに行きたい!」でしょ?

津村 いやいや、もう飲み行きたいとかあんまり思わないなぁ。もうね、早く家に帰りたいっていつも思ってる(笑)。

佑介 そういう欲じゃなくてさ…。

丹内 そうでした(笑)。津村はさ、本気で目指せば関東のリーディングいけるんじゃない? 津村さんが勝ったら盛り上がるでしょう。戸崎(圭太)さんと(横山)武史を…。

佑介 引きずり降ろしてね。

津村 そりゃあ目指したいけど…。もともと俺は1位気質じゃないのかもしれない。欲というか、今は大きいレースを勝って家族が喜んでくれるのがモチベーションなので。

丹内 100点満点の答えです(笑)!

佑介 俺は、人気している馬でGIを勝ちたい。

津村 俺もそれは思った。いろんな競馬場でGIを勝ちたいという欲もあるけど、究極は1番人気とか2番人気の馬でGIを勝ちたい。

佑介 極限のプレッシャーからの解放感を味わってみたいよね。あと、ふたりには絶対に1000勝を目指してほしい。順調に乗り続けて行けば、達成できる数字だと思うから。

“with佑”

▲「ふたりには絶対に1000勝を目指してほしい」(c)netkeiba


──丹内さんと津村さんが1000勝を達成したら、20期生から5人の1000勝ジョッキーが誕生する。これもまたとんでもない快挙ですよね。

丹内 川田にそれも言われた気がする…。(GI勝ちは)「あとはお前だけだぞ」のあとに、「1000勝もな」って(苦笑)。津村はあと300、俺はあと500か。

津村 丹内は絶対に65歳くらいまで乗っているから大丈夫(笑)。だから、体には本当に気を付けてほしい。人より数を乗っているから、ケガも含めてね。

丹内 うん。俺の欲は

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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