競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに新潟2歳S出走予定馬の中から8頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
キタノクニカラ美浦・小島茂之 牝2
▲8月15日撮影(c)netkeiba
22年当レースを連闘で制したキタウイングの全妹。400キロでのデビューとなり姉よりもさらに小振りだが、長く柔軟性のあるつなぎと筋肉で運動神経に優れたタイプ。福島芝1200m戦で新馬勝ちを決めた。体の軸をしっかりとそろえて伸びやかに立てており、馬体の丸みも十分で体調面への不安はなし。ただ詰まった背中でピッチ気味の走りなので、現状では短めの距離が向きそうだ。
コートアリシアン美浦・伊藤大士 牝2
▲8月15日撮影(c)netkeiba
東京マイルでの新馬Vは出遅れを挽回して中団からガッチリと脚をため、上がり3F33秒3の脚を駆使して5馬身差圧勝。ケイコの良さをそのまま実戦でも発揮した。分厚い胸前で肩が張っており、真っすぐに伸びた胴体からスピードの持続力を感じさせる馬体のつくり。これからトモ周辺の筋肉量を増やして前と後ろのバランスが整えばもっと良くなってくる。落ち着き払った表情には好感。
ジョリーレーヌ美浦・大竹正博 牝2
▲8月15日撮影(c)netkeiba
発達した胸と尻、腹袋のある胴体でひと目でモーリス産駒と分かるバランス。曲飛でも背腰がしっかりとしており、