まだまだ完成途上!? 有馬記念が終わって一皮剥けた！

──ノーザンファームしがらきで担当する日高厩舎長にとって、ドウデュースの第一印象はどうでしたか？

日高　デビュー前に北海道から来た時から担当させていただいているんですけど、最初の頃は全然スペシャルな感じはなかったんです。乗りやすくて、大人しい馬だな、と思いました。今は結果が出ているので、いいなとは思うんですけど、当時は自分からあんまり動いていきませんでした。新馬戦が単勝1.7倍。見ていてしんどくって(苦笑)。調教時計は出ていましたし、好勝負になるとは思っていましたけど、「そんなに人気するんだ。友道厩舎すごいな」と思いました。

前川　武豊騎手人気です(笑)。僕は2戦目のアイビーSから担当になったんですけど、印象は同じです。特にすごいなっていう印象はなかったけど、追い切りをしたら「お！ 何これ？」とビックリしました。

日高　レースを使うたびに変わってきたんですけど、ドウデュースのすごさはトップスピードじゃないと分からないですね。

前川　そうそう。普段ポヤポヤしていて、なんかね、遊んでいますよね。

日高　ここの周回コースを乗っていても全然エネルギーを使っていなくて、「もっと頑張れよ」って思います。でも、坂路で速い時計を出すと、ギアチェンジはさすがです。それでも全然テレンテレンしていますね。今回のインタビューで「素のドウデュースを知りたい」って言われましたけど、トレセンでも牧場でも、たぶん裏表がないですね。

前川　うん、ないですね。

──人間なら“いいヤツ”ですね。

日高　すごくいいヤツですよ。


前川　小学生。

日高　最近、ようやく中学1年生になったくらい。それか、ませた小6くらいの感じですね。

前川　そうですね。

──いつ頃からドウデュースは中1になりましたか？