過去5年の勝ち馬5頭(ノッキングポイント、カラテ、マイネルファンロン、ブラヴァス、ユーキャンスマイル)に共通するのはミルリーフの血を引くこと。ミルリーフ=長い直線向きの持続力ある末脚というイメージですね。またユーキャンスマイル(23年7人気2着、22年9人気2着)、カラテ(22年10人気1着)、マイネルファンロン(21年12人気1着)と、最近はプリンスリーギフトの血を引く馬の激走が目立つ。取り上げた5頭ではキングズパレスがミルリーフを引くが、プリンスリーギフトを引く馬はいない。(解説:望田潤)
アリスヴェリテ キメラヴェリテの全妹でリアンヴェリテの半妹。牝祖プレイオンワーズからはヘルティー大賞(独G2・芝2200m)のマルムセイやVRCマリビノンプレート(豪G3・芝1000m)のイクシーディングリーグッドが出る。父キズナは今年のJRAリーディングサイアーを快走中で、牝駒がよく走ることでも知られる。マーメイドSは58.3-58.9と緩みないペースで鮮やか逃げ切り。母父コジーンでサーゲイロードのクロスらしい前輪駆動だから、平坦コースは鬼で[4-2-1-0]。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎
エーデルブルーメ マイエンフェルトの全妹でロッテンマイヤーの半妹。母母ビワハイジはブエナビスタ、ジョワドヴィーヴル、アドマイヤオーラ、アドマイヤジャパンなどを産んだ名繁殖。