競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに新潟記念出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
キングズパレス美浦・戸田博文 牡5
▲8月21日撮影(c)netkeiba
いつも以上に引き締まったボディー。加えて肩周り、トモの繊維がくっきりと浮き出ており、七夕賞以上に体を研ぎ澄ませてきた。重厚で筋骨隆々のフォルムでも柔軟性は十分に伝わり、背中のラインがキッチリ整って馬体の完成形を迎えた様子。新潟外回りのコース形態は絶好の舞台設定となり、逆転でのサマー2000シリーズの王者へ向けて隙はなし。
ラーグルフ美浦・宗像義忠 牡5
▲8月21日撮影(c)netkeiba
惨敗を続けているが馬場や展開に泣いているもので体調が決して悪いわけでない。新潟は3戦2勝で東京コースでも強い内容で3勝クラスを勝っており、左回りで馬場さえ良ければ一変が十分にあり得る。中山記念以来の実戦で7月初旬から調整。もう少し体を起こして力感のある姿がベストだが、皮膚の厚ぼったさはなく順調に仕上がった。
アリスヴェリテ栗東・中竹和也 牝4
▲8月21日撮影(c)netkeiba
50キロの軽量を生かしてマーメイドSを逃げ切りV。デビュー時から馬体は良く、