◎○を見事的中!
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、会心の的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、小倉2歳Sを的中させた「GANKO」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
対象レース:
2024年9月1日(日)中京11R小倉2歳S netkeibaにて昨年8月から予想をさせていただいている「GANKO」と申します!
「GANKO」氏
今回は、9月1日に行われた小倉2歳Sについて書かせていただきます。
■メンバーの印象
単勝オッズが示す通り、「荒れる可能性が高そうだ」という印象を持ちました。
そしてこのレースはデビューしたばかりの2歳馬が対象ですし、半数以上が1戦しかしていません。
ダートで勝ち上がった馬や九州産馬、重賞3着馬、そして芝で新馬勝ちをおさめた馬…。
こういった状況で出走したレースのみで力関係を把握するのは非常に困難です。
こんなときにも有効なのが、多彩なファクターを採用している「GANKO指数」なのですが、指数については後程紹介させていただきます。
「〇」をつけた1番人気のエイシンワンドは、デビュー戦で多少出遅れたものの、2着のクラスペディアに1馬身4分の1差をつける完勝。
2着のクラスペディアと3着馬は6馬身差。
今回継続騎乗となった幸騎手もエイシンワンドに対して乗りやすさを持っていたようですし、実際に新馬戦で出したレース単位の指数はこのメンバー中トップクラス。
出遅れながらデビュー戦でこの指数を出すことができ、普通に走れば「小倉2歳Sで伸びしろはある」と感じました。
2番人気のアーリントンロウは、未勝利戦では高いパフォーマンスを見せ完勝。
今回も勝負になりそうでしたが、重馬場という点やその他多くの要因で指数は実人気よりも低めに。
レイピアや函館2歳S3着馬のエンドレスサマー、そして「◎」のクラスペディアなど、気になる馬はたくさんいました。
指数を考慮せず、出馬表をパっと見ただけであれば、誰が勝っても不思議ではないメンバーという印象でした。
■指数・予想方法について
GANKO指数と予想方法について軽く紹介させてください。
<指数について>
基本的には直近数戦のパフォーマンスを数値化していますが、それだけで競馬は勝てませんし、大きな配当はなかなか得られません。
レースが行われる競馬場やコース、天候、馬場状態、想定される時計の出方、血統など、かなり多くのファクターを考慮し、適切な形で指数化しています。
対戦することになる他の馬との横の比較も特殊な方法を用いて行い、さらに元ホースマンだからこそ気づき得た「独自のファクター」も加味しています。
競馬を取り巻く環境が変化するため、指数は常に進化させています。
<予想方法について>
実は1ヶ月程度前までは、複勝を主体として予想入稿していました。
指定した人気薄の馬が好走しても、数倍や良くても10倍程度。
もっと指数1位馬を予想において有効活用できないか…と考えていました。
その結果8月より、「コースや想定馬場状態などにマッチした馬券種や買い目の選定法」を編み出し、急速に回収率が向上しました。
小倉2歳Sの158,750円のほかに、ここ1ヶ月程度で、
510,200円
178,900円
174,500円
158,520円
107,000円
が的中しています!
※10万円以上の払い戻しのみ列記(99,900円というレースもありましたが…)
レース条件に最適な予想の組み立てをするので、レースによっては今でも「複勝のみ」を選択することもあります。
各条件に合ったベストな方法を選ぶことでかなり成果が出てきていると思います。
■予想のプロセス
小倉2歳Sの日は、そもそも台風の影響で競馬が開催されるか分からない状況でした。
開催されるなら、芝は「重か不良だろう」ということで、専用の予想構築システムを使用。
買い目は非常に単純で、
◎クラスペディア(8人気)
〇エイシンワンド(1人気)
上記2頭の馬連とワイド、◎クラスペディアの複勝でした。
全的中し、158,750円の払い戻しを得ることができました。
多くの方が不思議に思われるのが、「クラスペディアは前走でエイシンワンドに敗れているのに、クラスペディアが◎なの?」ということでしょう。
様々なファクターが影響しているので私自身確実な理由は言えませんが、小倉2歳Sは、「今回条件と血統の相性・枠・通常のデータ分析では把握しきれない厩舎の特徴」が大きな影響を与えたと思います。
もちろん馬そのものの基礎指数が高かったのは言うまでもありませんが。
買い目をここまで絞ったのは、この条件だとこの買い方が「最も期待値が高い」からです。
条件次第では1点勝負や逆に手広くなることもあります。
■レース後の感想
まず今回は出遅れなかったエイシンワンドは、想定したとおりのレース運びをしてくれました。
それに対してクラスペディアはもう少し前につけるかと思いましたし、4コーナーでは包まれ気味で一瞬焦りました。
しかし、しっかりと外から伸びてくれ、指定2頭のワンツーで決めることができました。
この日は50万オーバーの的中もありましたので、最高に気持ちよかったです!(笑)
今後も競馬は行われ続け、新たな血統の馬や騎手、調教師が誕生し続けますし、競馬場の工事等により、競馬は変化もしていきます。
そういったことに常に対応できるようにし、皆様のお役に立てるように最大限努力していきます。
今回は長い文章をお読みくださり、本当にありがとうございました!
今後も「GANKO」をよろしくお願いいたします!
(GANKO)
今回解説の予想結果は
こちら。