競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにローズステークス出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
カニキュル美浦・菊沢隆徳 牝3
▲9月4日撮影(c)netkeiba
太目で短めの首差しに見合う肩から前腕のボリュームとトモの丸みは、骨格に見合った筋肉量でスピードとパワーを兼備している。トモは流したポージングだが、これは前重心や顔の向きなども影響。前後のバランスは整っており、あとは道中で力むなど精神面の成長が課題。ひと夏越してこの点が成長できれば完成度は高まる。あばらと銭形斑点を見せていきなりから。
レガレイラ美浦・木村哲也 牝3
▲9月4日撮影(c)netkeiba
南Wで2週続けて8Fから時計を出しているが、とりわけ1週前追いは攻め駆け馬と併せてハードな調整。以前よりハミ受けがスムーズでフォームのブレも少ない点は成長だろう。また胴がゆったりとしたことで完歩が大きくなったことも強調材料だ。皮膚の薄さやトモを流したポーズはいつも通りで必要最低限の筋肉を身につけている。気のいいタイプで初戦から。
オーロラエックス栗東・杉山晴紀 牝3
▲9月5日撮影(c)netkeiba
1週前はCWで追われたが、本数や強度を考慮すれば良化の余地が見込める調整過程。