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【セントライト記念予想】セントライト記念は非根幹距離巧者のスピード血統

  • 2024年09月13日(金) 19時00分
今週末はセントライト記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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東京よりも小回りコースのGIで強かった種牡馬の産駒に注目


 セントライト記念が行われる今年の中山芝は例年以上の高速馬場。例年の同レースとは、傾向が異なる点は当然あるでしょうが、例年のセントライト記念と同様の傾向になりそうなのは次の2点。

・現役時代に東京芝GIを勝っていないサンデーサイレンス系種牡馬の産駒に相性がいい
・同じ非根幹距離でもより短い距離の実績馬の期待値が高い

 過去5年のセントライト記念で連対した10頭中9頭が父大系統サンデー系。勝ち馬を出したのはナカヤマフェスタ、ヴィクトワールピサ、キタサンブラック、リアルスティール。キタサンブラック以外に関しては現役時に東京芝GIを勝っていないサンデー系種牡馬。

 競馬で要求される能力の方向性は一定ではありません。東京芝の400mで割れる根幹距離GIでの強さと、直線が短いコース。特に400mで割れない非根幹距離の強さは逆方向の能力が問われる面もあるため、どちらも究極的に強くすることもできません。

 セントライト記念が行われる中山芝2200mは400mで割れない非根幹距離。直線が短いコース。これは馬場問わず同じ。東京の芝根幹距離では勝てていないサンデー系種牡馬の産駒に向く条件であることは今年も同じ。

 そしてセントライト記念が行われる中山芝2200mでもスプリント指向の加速力が問われる舞台。非根幹距離適性に加えてスピードも問われます。同じ非根幹距離でも、よりスピードが問われる芝1800m実績馬が走りやすく期待値が高いです。

 芝1800mの1勝クラスより上で勝利か重賞で連対した実績のあった馬は過去10年で複勝率35.6%、複勝回収率114%。今年は例年よりもスピードが問われるのですから、スピードに優れる1800m実績馬はより走りやすくなるでしょう。

 昨年のセントライト記念も勝ち馬のレーベンスティールは芝1800m勝ち馬で芝1800m重賞でも3着の実績がある馬。21年の勝ち馬アサマノイタズラも芝1800m重賞連対馬。20年勝ち馬バビットも芝1800mで連勝していた馬。

 今年のセントライト記念で注目の種牡馬はイスラボニータ。セントライト記念勝ち馬。中山の皐月賞勝ち馬。東京芝GIは未勝利。ラストランでは芝2200mよりも800m短い非根幹距離重賞の芝1400mで行われる阪神Cをレコード勝ち。例年以上にスピードが問われる馬場ですから、中山芝GI勝利と非根幹距離の最短距離でレコード勝ちしたスピードを兼ね備えているのは当レース向きでしょう。

 なおイスラボニータ産駒は、芝1400m、芝1800mの非根幹距離で産駒の単勝を買い続けた場合、単勝回収率168%と大幅プラス収支。非根幹距離適性もやはり血統によって傾向が出るのです。

 セントライト記念に出走を予定しているイスラボニータ産駒はタンゴバイラリンとルカランフィースト。

 著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のセントライト記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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