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【毎日王冠予想】グレード制導入以降初の事態発生で波乱の芽も?

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  • 2024年10月02日(水) 12時00分
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、東京競馬場で行われる毎日王冠(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

人気を集める3歳馬は過信禁物


 今週から開幕する秋の東京開催。一足先に行われた中山開催も史上最速の馬場状態で開幕したように、夏の間高温が続いたことで馬場の生育は非常に良好。週末は雨が降るか微妙な予報だが、雨の影響を受けなければかなり時計が出る馬場状態で行われることは確実だろう。

 先日発表された来年の開催日程では開催が1週前倒しになったように、近年ではここを使って中2週で天皇賞(秋)に向かう馬は少なくなった。とはいえマイルCSへのステップとしての役割は果たしており実力馬の参戦は依然多く、直線が長い東京コースで紛れが少ないこともあり、過去5年のこのレースで馬券になった馬はすべて5番人気以内。

 ただ今年はGI馬の参戦がなく、これはグレード制導入以降初めての事態。出走頭数で見ても過去10年では2014年の15頭立てが最多で、それ以降はすべて13頭立て以下となっていたが、特別登録時点では15頭が登録。殆どの馬に騎手が想定されていることから例年以上に多頭数で行われるのは確実。

 東京芝1800m全体の成績で見ても、JRAの芝コースの中でも6番目に人気馬の複勝回収率が高く(施行回数の少ないコースは除く)、基本的には堅い決着になりやすいコースだが、少頭数の成績が押し上げている面が大きく、12頭立て以上だと複勝回収率80%と控除率通りの結果になっている。15頭立てだった2014年は8→11→5番人気の決着で三連単3883.5倍と荒れたように、例年堅く収まっているのはこの影響も多少はありそう。

のれんの腕押し

 更に過去の毎日王冠で人気に応えられていない属性として挙げられるのが3歳馬で、これは1800mではちょうど10月から古馬との斤量差が1キロ縮まることや、ほとんどの馬が初の古馬との対戦で試金石な中、GIを走ってきた戦績から期待を過剰に織り込まれやすいのが要因だと推測される。

のれんの腕押し

 そんな中今年はオフトレイル・シックスペンス・ダノンエアズロックと3頭が参戦予定。特にシックスペンスとダノンエアズロックは上位人気になりそうだが、日本ダービーの結果を見ても世代のトップクラスとは言い難いし、それなりにハードルは高い。これらの要素からも例年よりは荒れる可能性がありそうだ。

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人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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