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【ユーザー質問】「本気で日本の調教師になりたいけど…」ミルコ騎手が感じる“JRA調教師への壁”とは?

  • 2024年10月01日(火) 18時02分
ミルコレビュー

▲ミルコ騎手が競馬ファンからの質問に答えます!(撮影:桂伸也)


今回はミルコ騎手が2つのユーザー質問に回答! 1つめはとても苦手な雷に関する疑問です。大きな音に馬が驚くだけでなく、使用している馬具にある危険が潜んでいるそう…。

2つめはイタリア語のほかに英語、日本語などを身につけた勉強法について。 世界中で騎乗した豊富な経験を基に語ります! 「本気で日本の調教師になりたいと思ってるんだけど…」と話すミルコ騎手による日本語の難しいポイントとは?

(取材・構成=森カオル)

Q「馬に乗っている際、急に雷が鳴ったときはどうしているのですか?」(カルカヤさん)



ミルコ 僕、雷めちゃめちゃ怖い! 飛行機と雷がとにかく怖い…。いつも思うんだけど、たぶん前世の僕は雷か飛行機事故で死んだんだと思う。それくらい本当に怖い!

──本気だ(苦笑)。この夏は雷が多かった。ミルコさん、大丈夫でしたか?

ミルコ 大丈夫じゃないよ。本当に怖かったよ。

──レース中も雷って聞こえるものですか?

ミルコ ん〜、ゴロゴロ程度じゃ聞こえないかも。でも、近くで落ちたときのドーン!という音はさすがに聞こえますね。そういうときは、馬もけっこうビックリしてる。ビクッ! って反応してますね。

──気を遣う瞬間ですね。

ミルコ そうです。とはいえ、それは周りのみんなも一緒だから、特別何かをするというより、馬の様子を見ながら気を付けることしかできない。それよりも怖いのは、僕たちの鐙がカーボンだということ。鐙だけではなくて鞍にもカーボンが付いているし、考えてみたらヘルメットもカーボンですね。

──カーボンは雷が落ちやすい?

ミルコ そう! 釣り竿と一緒です。めっちゃ雷が落ちやすい。だから、頭に落ちたらと思うと…もうね。でもね、思ったんだけど、日本は

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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