▲ミルコ騎手が競馬ファンからの質問に答えます!(撮影:桂伸也)
今回はミルコ騎手が2つのユーザー質問に回答! 1つめはとても苦手な雷に関する疑問です。大きな音に馬が驚くだけでなく、使用している馬具にある危険が潜んでいるそう…。
2つめはイタリア語のほかに英語、日本語などを身につけた勉強法について。 世界中で騎乗した豊富な経験を基に語ります! 「本気で日本の調教師になりたいと思ってるんだけど…」と話すミルコ騎手による日本語の難しいポイントとは?
(取材・構成=森カオル)
Q「馬に乗っている際、急に雷が鳴ったときはどうしているのですか?」(カルカヤさん)
ミルコ 僕、雷めちゃめちゃ怖い! 飛行機と雷がとにかく怖い…。いつも思うんだけど、たぶん前世の僕は雷か飛行機事故で死んだんだと思う。それくらい本当に怖い!
──本気だ(苦笑)。この夏は雷が多かった。ミルコさん、大丈夫でしたか?
ミルコ 大丈夫じゃないよ。本当に怖かったよ。
──レース中も雷って聞こえるものですか?
ミルコ ん〜、ゴロゴロ程度じゃ聞こえないかも。でも、近くで落ちたときのドーン!という音はさすがに聞こえますね。そういうときは、馬もけっこうビックリしてる。ビクッ! って反応してますね。
──気を遣う瞬間ですね。
ミルコ そうです。とはいえ、それは周りのみんなも一緒だから、特別何かをするというより、馬の様子を見ながら気を付けることしかできない。それよりも怖いのは、僕たちの鐙がカーボンだということ。鐙だけではなくて鞍にもカーボンが付いているし、考えてみたらヘルメットもカーボンですね。
──カーボンは雷が落ちやすい?
ミルコ そう! 釣り竿と一緒です。めっちゃ雷が落ちやすい。だから、頭に落ちたらと思うと…もうね。でもね、思ったんだけど、日本は