▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに秋華賞出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
クリスマスパレード美浦・加藤士津八 牝3
▲10月2日撮影(c)netkeiba
骨の造りから、しっかりとした印象を受け、3歳牝馬とは思えないたくましさを感じます。想像ではありますが、調教での負荷を強めても、食事の量が落ちるといった点がなさそうに感じられ、精神的にも強い女の仔なのでしょう。紫苑Sから中4週となりますが、全体的なボリューム感が増しているように映り、成長を感じます。
コガネノソラ美浦・菊沢隆徳 牝3
▲10月2日撮影(c)netkeiba
春の頃よりも全体的な硬さが取れ、柔らかみを感じます。また父譲りと思える重心の低さが伺え、瞬発力を求められるよりも、持久力向きの体型ととれます。欲を言えば、もう少しトモの張り感が生まれ、重心が全体的にバックすると良いように思えます。当日、力のいる馬場となれば魅力が増す1頭だと思います。
チェルヴィニア美浦・木村哲也 牝3
▲10月2日撮影(c)netkeiba
オークス時よりも一回り体を大きく見せるようになり、メリハリもうかがえます。また春よりも重心がしっかりと起きており、地面を捉える強さも増している印象。振り返ると、桜花賞の大敗は外枠もありましたが、それ以上に休み明けのユルサもあったと思えます。また今回は、オークス時よりも肌の薄さが感じとれ、毛ヅヤも良い。内臓面の働きもいいのでしょう。そして何よりも魅了されるのは、顔つき。品のある顔立ちと、キリリとした瞳。自分をしっかりと持ち、いい意味での気の強さと賢さを感じます。走れる体勢にあるとみて、良いデキだと思います。
アドマイヤベル美浦・加藤征弘 牝3
▲10月3日撮影(c)netkeiba
体重こそ変わらなかったものの、フローラSあたりからパパのスワーヴリチャードの良い所である、パワフルさを感じさせ、パドックでの2人曳きの引き手がピーンとなるような前進気勢でした。今回ですが、春の時点よりも胴を長く見せ、中距離向きの体付きと窮屈さのない立ち姿勢で伸びやかさを感じます。あとは当日、頭の位置が高くならずトップラインが繋がった状態での歩きとなればいいと思います。個人的にはオークス時よりもフローラSのイメージが理想と思えます。
ボンドガール美浦・手塚貴久 牝3
▲10月3日撮影(c)netkeiba
もともとが胴がつまり、パパのダイワメジャーを感じさせるマイラー体型に加え、若駒らしいズンドウチックな印象でしたが、