2014年から2020年まで、京都で開催された秋華賞のトラックバイアスは7回連続で「差し有利」もしくは「超差し有利」と判定。この間で最初のコーナーを4番手以内で通過して3着内に好走した馬は1頭のみ。

　馬場のコンディションや状況は様々にもかかわらず、例外なく後方から届きやすい。

　昨年は馬場が改修されて初年度の開催となったが、勝ち馬は上がり2位。2着のマスクトディーヴァが上がり1位で断然人気のリバティアイランドに迫った。

　改修以降に京都芝内回り2000mでは、秋華賞以外にも重賞が3レース施行。

　この3レースでも連対した最初のコーナーを4番手以内で通過していたのは、1頭のみ。

　馬場が改修されたことにより、以前よりも走りやすく、道中での負荷がかかりづらくなっているため、直線で脚を使うことの重要性が増している。

　先週の京都メインレース京都大賞典も大波乱となったが、8番人気1着馬が上がり3位。最低人気の3着馬が上がり2位。

　昨年、リニューアルされた路盤は、以前よりも末脚の需要度が増している。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。


　ステレンボッシュの前走オークスはトラックバイアス「外有利・　」と判定したレース。当日の東京芝は3着内に好走した18頭のうち12頭が5枠より外。このレースでも1着馬、3着馬、14番人気の5着馬が6枠より外。外枠が恵まれていたなかでの内枠で、難しい形になった。

　仕掛けられてからの反応が速く、直線が短いコースへ替わることに不安はないため、前走からの逆転も期待できる。

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