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【秋華賞予想】秋華賞はダンシリでいい思い出を

  • 2024年10月11日(金) 19時00分
今週末は秋華賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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新装京都はハービンジャーがますます走りやすくなっている


 今年の凱旋門賞を勝ったブルーストッキングは父キャメロット。3着のロスアンゼルスも父キャメロット。さらに2頭の母父はともにダンシリ。改めて、世界中の競馬は特定の血統のみが恵まれる(ブラッドバイアス)状況が起こるんだと体感。個人的な予想と馬券は、キャメロットとダンジリの血を軽視したので、痛恨の結果となってしまいました。キャメロット、ダンシリの繁殖能力の優秀さを見くびってしまった授業料(馬券の損失)は結構、高かったです。(涙)

 ダンシリの産駒にはディープインパクトを負かしたレイルリンク。そして日本に輸入されているハービンジャーもダンシリの産駒。ハービンジャーは、秋華賞が行われる京都芝2000mにも相性の良い産駒を出しやすく、2019年以降、ハービンジャー産駒は京都芝2000mで10勝。3着以内馬は38頭。勝率9%、連対率25%、複勝率36%。単勝回収率は154%。複勝回収率は109%。馬券期待値も高い種牡馬。

 そして、昨年京都の芝は路盤もコース形態もリニューアルされたのですが、それに伴い全体的に欧州要素の強い血統馬が走りやすくなっています。

 そうなれば、欧州要素が強いハービンジャー産駒はますます走りやすくなるというもの。京都がリニューアルされた昨年以降もハービンジャー産駒は重賞でもすでに複数連対。今年のマーメイドSでもエーデルブルーメが2着。昨年末の京都2歳Sではプレリュードシチーが10人気で2着。早速、馬券妙味も発揮しています。

 秋華賞に出走予定のハービンジャー産駒はチェルヴィニアとチルカーノ。

 チェルヴィニアの母はチェッキーノ。その父キングカメハメハも欧州型種牡馬。3代母のハッピートレイルズはアイルランドで生産された名繁殖牝馬。牝馬の名馬を出しやすい牝系でシンコウラブリイも同繁殖牝馬の仔。欧州型血統が強化された血統馬の中でも最高峰の良血馬。

 チルカーノの母はアロマティコ。2012年の秋華賞を6人気で3着。1、2着はジェンティルドンナ、ヴィルシーナ。歴史的名牝で相手が悪すぎました。年によっては秋華賞も勝てたパフォーマンスを発揮した…といっても、いいのかもしれません。兄はジオグリフ。秋華賞と同じ2ターンで直線が短い芝2000mで行われる皐月賞勝ち馬。2ターンで直線が短い芝2000mでの能力が高い馬を続々と出す名牝系でもあります。

 もっとも「じゃあなんで2走前に同コースで凡走しているんだ?」というのは、議論の余地があるでしょう。「亀谷競馬サロン」で皆さんと語り合ってみたいと思います。今月も「亀谷競馬サロン」には、福永祐一調教師やM.ミシェル騎手もご来場。競馬を語り合えた機会は、有意義で勉強になりました。(なお、福永祐一調教師との対談動画は、DMMオンラインサロンTEAM FUKUNAGA STABLEで近日公開予定です)今週も秋華賞の話題でも皆さんと語り合って、競馬の知見を深めあえることを楽しみにしています。

 ところで、チルカーノの祖母ナスカは未出走馬ながらノーザンファームは繁殖牝馬に残しました。牧場のこの目利きも素晴らしいですね。そういえば、今月は「亀谷競馬サロン」のメンバーとノーザンファームの皆さんとでバーベキューをしながら語り合えたことも大変有意義なひと時でした。今度は未出走馬でも繁殖に残す理由や基準も、ホースマンの皆さんと語り合ってみたいと思います。

 著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の秋華賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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