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【秋華賞回顧】上位3頭は着差以上に強い競馬 過剰評価注意の好走馬は?

  • 2024年10月15日(火) 18時00分
とうけいば回顧

秋華賞を制したチェルヴィニア(c)netkeiba


 3歳牝馬路線はアスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、そしてチェルヴィニアと強い馬が多く、ハイレベル世代といって良いでしょう。今後の活躍にも期待ですね。というわけで今週は牝馬三冠最終レース、秋華賞を回顧していきます!

2024年10月13日 秋華賞

舞台:京都 芝2,000m
勝ち時計:1:57.1
レースラップ:12.3 - 10.7 - 11.5 - 11.3 - 11.3 - 11.7 - 11.6 - 12.2 - 12.7 - 11.8
ペース:ハイペース(※3番手以下はややスローペース)
風向き:影響なし
脚質:逃げ馬以外は前有利
馬場:内有利

【レースポイント】

1. セキトバイーストの大逃げ。ただし2番手は平均ペース。
2. 3番手以下はややスロー。よって逃げ馬以外は前有利の展開。
3. 上位3頭は上積み大きく、4着以下とは着差以上に差がある。

【レース概要】

 レース前の想定通りセキトバイーストの大逃げ。前後半1000mは57.1秒 - 60.0秒とかなりのHペースになったものの、離れた2番手を追走したクリスマスパレードで前後半イーブンの平均ペース。

 さらに離れた3番手集団(タガノエルピーダ、ラヴァンダ)はややスローの流れになっており、逃げ馬以外は前有利の展開になった。

 1着のチェルヴィニア、3着のステレンボッシュは詰まりながら差してくる競馬で、ラストまで脚色も良く上積みが大きい走り。一方で2着のボンドガールはコーナーで外を回すロスがあったにもかかわらず、ラストまで脚色良くこちらも上積みが大きい。よって上位3頭は着差以上に強い競馬をしており、やや能力が抜けていたと判断できる。

 不利を受けた馬よりも、展開や位置取りにより恩恵を受けた馬が多かった。よって回顧のポイントは、上位を順当に評価しつつ、恩恵を受けて好走した馬は過剰評価しないこと。

【各馬解説】

1着:チェルヴィニア
 出たなりで中団馬群内。道中はまったく動かず折り合い重視。直線は前が壁になりやや追い出し遅れになるも、前があくと一気に差し切って勝利。上がり3ハロンは2位だったが、

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2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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