▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに菊花賞出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
ウエストナウ栗東・佐々木晶三 牡3
▲10月10日撮影(c)netkeiba
首差しが太く短く、胴も詰まって重心が低い。肩回りやトモの筋肉量が豊富で、パッと見、芝というよりもダート馬的な印象を受けます。前走の+18kgは、成長分を感じさせるものであると同時に、いかにも休み明けらしいユルサも感じさせました。それが1度叩かれたことで、ネジがしまってきている様子。上積みは見込めると思いますし、当日、力のいる馬場となった時の方が、この馬に向くと思えます。
エコロヴァルツ栗東・牧浦充徳 牡3
▲10月9日撮影(c)netkeiba
皐月賞・日本ダービー、そして前走においても、馬自体は調子の波が少ないように映りましたし、他馬に比べてもネジの締まりが良く完成度の高さを感じる馬体でした。しかしその一方で、胴の詰まり方から本質的にはマイラーにも思えていました。さて今回ですが、毛ヅヤも素晴らしいですし、肩回りやトモの筋肉量もしっかりとしています。安定した状態の良さが伝わりますが、やはり全体の体の作りを考えると、距離的な面とハミの感じから距離は長いように感じるので、ポイントはいかに道中をリラックスして走れるか? だと思います。
ショウナンラプンタ栗東・高野友和 牡3
▲10月10日撮影(c)netkeiba
休み明けの前走がマイナス体重に加え、全体的にユルサが目立ちました。またパドックにおいても、重心が前に落ちた歩きで、正直よく映りませんでした。想像ですが、青葉賞からの日本ダービーもあり、春の疲れがとれず、体重を戻しながらの調整だったように思えます。よって今回は、上積みよりも、レース後のダメージが気になっていましたが、別馬のように一変。四肢でしっかりと大地を捉えた立ち姿勢をしていますし、筋肉のメリハリもでて力強さを感じます。確実に前走以上のデキと見ていいと思えます。
ダノンデサイル栗東・安田翔伍 牡3
▲10月9日撮影(c)netkeiba
凄くよくなっていると思います。特にトモ。春はここまでボリュームがなく薄い印象でしたが、