▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに天皇賞(秋)出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
ソールオリエンス美浦・手塚貴久 牡4
▲10月16日撮影(c)netkeiba
もともとはオトコ馬にしては線の細い華奢なタイプでしたが、古馬となってからは筋肉量が増して、たくましい体になってきています。肩回りやトモのボリューム感とメリハリもあり、パワーを感じます。その一方で少し気になるのは、首差しと体のバランスに若干窮屈さを感じますし、顔つきが以前の方がもう少し精悍さがあったようにも思えます。
タスティエーラ美浦・堀宣行 牡4
▲10月16日撮影(c)netkeiba
良くなっていると思います。以前は少し硬い筋肉質に見受けられる時がありましたが、今回においてはしなやかな筋肉をまとっているように映り、可動域を大きく使えるイメージ。またトップラインも繋がっており、連動した動きがとれると思いますし、四肢の場所もバランスが良く、全体的に窮屈さのない立ち姿勢。良いデキにあると思います。
ダノンベルーガ美浦・堀宣行 牡5
▲10月16日撮影(c)netkeiba
5歳秋となり、パパのハーツクライによく似て胴を長くみせるようになりました。デビュー当初から、右トモが落ちて流れてしまう所がありましたが、その右トモに体重をのせないようなところもあるのか、右前と左トモのラインは少し捻じれて映りますが、前肢と後肢の位置や全体的なバランスは良く、窮屈さも感じさせません。個人的には、この体型からストライドを存分に発揮できる長い直線の東京コースはあっていると思いますし、直線ではノビノビと走れるようなポジションにいることが重要な気がします。
レーベンスティール