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ダート適性抜群、メイショウバトラー

  • 2006年07月13日(木) 17時50分
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七夕賞(GIII)  レース結果&タイム指数  レース映像

 トップハンデ59キロ、休み明けという条件を克服してメイショウカイドウが快勝し、タイム指数は「117」を記録。向正面まで掛かり気味で、普段より前目の競馬になったが、内目をロスなく進出し、直線だけ外に持ち出す巧みなコース取りで差し切ってみせた。次走も斤量との戦いなるだろうが、中間緩めることなく調整できれば好走必至だろう。

 2着は逃げたコンゴウリキシオーで「115」。前走の金鯱賞でも分かるように、溜め逃げではなく、後続に脚を使わせる強気な競馬があっている。近2走とも高い指数を出しているように、次走も強気に行ければ面白い。3着グラスボンバーはスタートでややコース取りが悪くなり、向正面から徐々に進出する競馬で、道中で脚を使ってしまった印象。それでもタイム指数は「114」をマークしているように、決して調子落ちではないだろう。


プロキオンS(GIII)  レース結果&タイム指数  レース映像

 メイショウカイドウが福島で歓喜を挙げた数分後、京都ではメイショウバトラーが屈腱炎を乗り越えて、重賞2勝目を飾った。スタート直後から先団に取り付き、4角手前から一気にスパートして突き放すという、非常に強い内容。タイム指数も2着以下を大きく引き離す「121」をマーク。この時期、番組的にダートの適鞍がないのは痛いが、秋以降もダート路線では注目の存在だろう。

 2着は1番人気シーキングザベストで「116」。2走前の立夏S(1600万下)で「123」を記録しているだけに、この内容は物足りない。3着サンライズキングは「114」で復調気配を示した。元々は逃げ・先行タイプだけに、今回のような積極的な競馬が合っている。2番人気リミットレスビッドは6着で「111」。連勝していた年明けの勢いは正直感じない。デキ落ちの印象。


今後の注目馬

サザンツイスター 七夕賞・4着
 通過順[10-13-12-11]が示すように、チグハグな競馬。大外からの発走で終始外を通らされたが、直線は上がり最速タイムで追い込んで、タイム指数は「114」。上がりを要する馬場を得意にしているだけに、今後のローカル開催でそのような条件になった場合は、面白い存在だろう。

シェイクマイハート 巴賞・4着
 時計が掛かる馬場を考慮しても、ペースが遅く先行馬有利の展開。その流れを後方から外々を回って唯一追い込んできた。タイム指数はこのレース最高の「106」を記録しており、次走も注目したい。

アスクジュビリー 巴賞・7着
 シェイクマイハートと同じく、[9-10-10-12]という不利な流れながら、タイム指数は「104」を記録。1年2か月振りの実戦を考えれば、上々の内容。2走ボケさえなければ、次走に妙味あり。

ヘラクレスバイオ 洛北特別・3着
 未勝利戦を勝ったばかりの3歳馬ながら、古馬相手にいきなり3着。大外を通った追い込み馬が上位独占した流れを逃げ粘っただけに、内容的には価値が高い。今後のローカル開催では注目の1頭だ。

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