今年も京都ダ1800で行われるみやこS。京都施行の直近3R(23年と19年と17年)の結果を振り返ってみると、23年2着メイクアリープ(父シニスターミニスター)、19年1着ヴェンジェンス(父カジノドライヴ)、19年2着&17年3着キングズガード(父シニスターミニスター)、17年1着テイエムジンソク(父クロフネ)、17年2着ルールソヴァール(父フレンチデピュティ)と、馬券に絡んだ延べ9頭のうち5頭がデピュティミニスターの血を引いていた。取り上げた5頭でデピュティミニスターの血を引くのはダンテバローズ(父ドレフォン)だけ。(解説:望田潤)
アウトレンジ ハピの半弟で、ダノンアイリスの甥で、母母カリフォルニアネクターはサンタイネスS(米G2・ダ7F)勝ち。父レガーロはエーピーインディ≒チャーミングラッシーの3/4同血クロス2×3をもつバーナーディニ産駒で、全日本2歳優駿2着やレパードS3着などダートで活躍した。本馬はキングマンボとシアトルスルーのクロスで、エーピーインディ系だがコーナー4つ1800向きの機動力も兼備。ついに重賞に駒を進めてきたが、スンナリ先行で食い下がる。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
オメガギネス 母母アスタラビクトリアはヴィクトワールピサの全妹でアサクサデンエンの半妹。ローブティサージュも近親で、牝祖ホワイトウォーターアフェアはポモーヌ賞(仏G2・芝2700m)勝ち馬。父ロゴタイプはローエングリンの代表産駒で皐月賞と安田記念に勝ちミトノオーやラブリイユアアイズを輩出。サンデーサイレンス〜ヘイローの継続クロスらしい脚捌きで、コーナリングと機動力に長ける中距離馬。芝もいけそうな血統で脚抜きのいい馬場がベター。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎
ダンテバローズ クイーンマンボやスズカコーズマンボの半弟で、スズカマンボやスプリングサンダーの甥で、スカーフェイスのイトコ。