福島芝2000で行われるハンデ戦。17〜19年はウインブライト、スティッフェリオ、クレッシェンドラヴとステイゴールド産駒が3連勝。最近は23年12人気2着ダンディズム(母父シングスピール)、22年10人気1着ユニコーンライオン(母父ハイチャパラル)、21年5人気1着パンサラッサ(母父モンジュー)と、母父サドラーズウェルズ系の激走が目につく。福島芝2000特有の前傾ラップで、サドラーズウェルズ系の持続力がモノを言うのだろう。取り上げた4頭にサドラーズウェルズの血を引く馬はいないが…。(解説:望田潤)
ウインシュクラン ウインキートスやウインイクシードの半弟で、母イクスキューズはクイーンC勝ち馬。母母クリスティキャットはフラワーボウルH(米G1・芝10F)勝ち馬。母父ボストンハーバーはBCジュベナイルなどに勝った北米2歳チャンピオン。父スクリーンヒーローはモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンなどの父。父中距離×母父マイラーだから1800〜2000の先行型に出たのは順当。小回り向きの脚質だし、ここも中盤緩めて前残りに持ち込みたい。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ギャラクシーナイト アイリスフィールやトーセンヴィータのイトコで、母アンジェリックはJRA4勝(芝1400〜1600)。牝祖マルカアイリスは小倉3歳S(現小倉2歳S)勝ち馬でマルカセンリョウの母。父ドゥラメンテはタイトルホルダーやリバティアイランドを輩出する昨年のリーディングサイアー。芝中距離に転じてオープン入りを果たしたが、トニービン4×3で晩成型でもあったか。福島でも好位で立ち回れそうだし、ハイペリオン的に粘り強い体質もこのレース向き。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○