みやこSを制したサンライズジパング(c)netkeiba
今週は平地重賞が4つ。
なかでも豪華メンバーが集まったみやこSについて回顧していきます。ダート重賞はなかなか取り上げることがないので、この機会に回顧のポイントを学んでください!
2024年11月3日 みやこS舞台:京都 ダ1,800m
勝ち時計:1:49.7
レースラップ:12.2 - 11.3 - 12.5 - 12.0 - 12.3 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 12.9
ペース:ややHペース(48.0秒 - 49.4秒)
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:やや内有利
【レースポイント】1. 道中はほとんどペース緩まずタフな流れに。
2. 3コーナーから1ハロン11.9秒とかなり速い。外を回した馬は大きな不利。
3. 若い馬が上位でダート界も世代交代の可能性を示唆
【レース概要】 前日に降り注いだ雨の影響で重馬場開催となり、馬場は比較的時計の出やすい高速馬場。
レースは大方の予想通りミトノオーの逃げ。初角までが短いこともあり逃げ争いは激化しなかったものの、道中はまったくペースをおとさず前半800mで1ハロンの平均は12.0秒ペース。加えて勝ち馬サンライズジパングがまくったことで息を入れる暇もなく、重賞らしくタフな流れになった。
逃げ、先行馬にとってみればキツイ流れだった一方で、3コーナーから1ハロン11.9秒とかなり速いペースだったこともあり、外を回した差し馬もかなり厳しい競馬。よって脚質的には大きなバイアスはなく、比較的能力が問われるレースとなった。
コーナー区間がかなり速いペースとなったので、外を回した馬にとっては大きな不利に。よって回顧のポイントは外を回した馬をチェックすること、またダートらしく砂を被ったことで能力を発揮できなかった馬をチェックすること。
上位は3歳、4歳、4歳と若い馬が独占しており、世代交代を示唆する結果になった。特に現3歳世代はダート競走体系が新しくなった元年であり、世界で活躍するフォーエバーヤングを筆頭にレベルが高い。今後の古馬混合ダート重賞における3歳馬の活躍に期待したい。
【各馬解説】1着:サンライズジパング
出たなりで中団外目。向正面で早めに仕掛けると、コーナーでは逆手前になり内から4頭分外を回すロスあり。それでも一切バテることなく、長く脚を使っての1着。
ストライドが広く不器用なので外枠が良かったし、