▲昨年はブレイディヴェーグが優勝(c)netkeiba
今秋、京都芝1600m以上でオープンクラス(2歳戦除く)は4レース施行。前半の600m地点を4番手以内で通過していた馬は1頭も3着内に好走していない。このなかには4番手以内で先行した3番人気以内の上位人気馬も3頭含まれていたが、いずれも6着以下に凡走している。
12頭立て以上の頭数で行われた秋華賞、菊花賞、カシオペアSのレースでは最初のコーナーを二桁位置取りで通過した馬が3着内に複数頭好走。
特に菊花賞は前半の600m地点を一桁位置取りで通過馬が全て6着以下。そのうち7頭は2秒以上離されてしまうほどの惨敗を喫していることからも、先行していた馬はトラックバイアスの超不利を受けた。
先週通りの馬場であれば、今週も先行馬は厳しい馬場だが、今週末は不安定な天気予報。日曜は雨のなかでの開催となる可能性がある。
先週土曜の京都芝はBコース替わりの初日。開催中の雨量も非常に多かった。メインレースのファンタジーSでは逃げた10番人気馬が2着、2番手追走のベルビースタローンが15番人気3着。先行馬が恵まれ、先行馬の上位独占で3連単は62万馬券と大波乱の決着となった。
今週のレースでも当日降雨により馬場が重くなるようならこのような決着パターンになることも考慮する必要があるのだが、ファンタジーSは2歳短距離戦。現時点では今秋、ここまでの芝1600m以上での傾向を重視して、後方待機馬を推奨する。
▲今週の推奨馬のシンティレーション(撮影:下野雄規)
シンティレーションはここまでキャリアが14戦ありながら、直線が長いコースで馬場コンディション「稍軽い〜軽い」と判定したレースには出走したことがわずか3回しかなく、全て連対。
なかでも近2走は馬場コンディション「軽い」馬場。ここにきて、馬が強くなったことに加え、得意な軽い馬場に仕えたことで、急激にパフォーマンスを上げた。軽いコンディションで行われるようなら、ここでもチャンスがある。
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