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券種すべて的中で60万越え! 好調なめんふく氏の馬券スタイルとは(めんふく)

  • 2024年11月17日(日) 18時00分
予想の頭脳

エリザベス女王杯を見事的中


『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、会心の的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、エリザベス女王杯を的中させた「めんふく」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!


 2024年10月よりnetkeiba公認プロ予想家として活動している「めんふく」と申します。

予想の頭脳

「めんふく」氏



 今回はエリザベス女王杯について執筆のお声がけをいただき、自身の馬券スタイルの説明も交えながら、レースの振り返りをさせて頂きます。

対象レース:2024年11月10日(日)京都11R エリザベス女王杯

■馬券スタイル

 各レース毎に出走馬に指数を付けて順位付けをします。その指数上位5位までの馬を買うというスタイルです。

 馬券期待値が高い馬に良い指数が出るように設計しています。

 理想は1位の馬を軸にして相手4〜5頭の流し馬券にすることですが、1位の馬は期待値が高くても、必ずしも馬券に絡む確率が高いわけではない場合があります。そのため、上位5頭の中で期待値が高く(指数順位が高く)さらに勝率・複勝率も見込める馬を軸にして馬券を組み立てています。

 馬券種は「馬連」「三連複」「三連単」を使っています。

馬連:1頭軸流し相手4〜5頭

三連複:1頭軸流し相手4〜5頭

三連単:1頭軸1着固定相手4〜5頭

 さまざまな馬券種をシミュレーションした結果、上記の形が的中率・回収率のバランスが良かったため、ウマい馬券の購入金額上限に合わせてこの形にしています。

■馬券で大事にしていること2つ

 馬券で勝つには次の2点が重要だと考えています。

1.どの馬を軸にするか?

2.どの馬券種でどう買うのか?

 私も以前はレース毎に「本命」「対抗」など展開・実力差・馬券妙味・調教・コメントなど様々な要素を加味して予想をしていました。

 しかし、予想がバチッとハマったときでも結果的に馬券の買い方が下手くそで全然儲からないってことがスゴく多かったのです。

 もしかしたらあなたにも同じような経験があるかもしれません。

 予想をすることに全ての力を注ぎすぎて儲けるために必要などの馬券種をどういう形でいくら買うのか? という視点が抜け落ちていたのです。

 そこで私は、【馬券の買い方】に自分の考えをフォーカスさせるために軸馬や相手選びは各馬の指数に基づき、ほぼ自動的に決められるようにしました。

 各馬への指数順位は、ウマい馬券の見解で公開しています。

(※指数は同数になることがあるため、指数同数の場合は「同じ順位」としています。指数順位には敢えて優劣を付けていません)

■そもそも当たらない前提で

 意外に思われるかもしれませんが…私は、馬券や予想は「当たらない前提」で馬券を構築しています。

 まず、軸馬が3着以内に来ないと三連複は的中しません。その上で、相手4頭のうち2頭も3着以内に入らなければ馬券は的中しないのです。

 じゃあ、相手を増やせば良いのか? そうでもありません。

 軸馬が来ないと相手が何頭いてもハズレですし、しかも相手を増やせば買い目点数も増え、ハズレたときのダメージは大きくなり、当たったときはリターンが少なくなります。

 Target Frontier JVを使って様々な組み合わせをシミュレーションした結果、バランスが最も良かったのが相手4頭の流し馬券でした。

 馬券は当たりすぎても儲からないですし的中率があまりにも低いと資金がパンクしてしまいます。

 そこで馬連を相手4頭でおさえておくことで三連複がハズレたときの保険をかけつつ、的中率も担保しています。

 また、三連単の買い目は、予想がどハマりしたときのボーナス的な意味合いで入れています。軸馬(◎)が勝ちきって相手4頭も2着・3着に入ったときのためです。

 軸馬が少し人気なければ配当も跳ねるのでこれを買い目に入れていますが、私のメイン馬券種は[三連複]です。

■まとめると

 馬連は、三連複が的中しなかった場合の保険。三連複は、的中率と回収率のバランスが良いメインの馬券。三連単は、予想が完璧にハマったときのボーナス。

 買い目提供時にはオッズが分からないため、オッズを一切加味しない指数順位での流し馬券スタイルをとっています。

 ただし、実際に馬券を購入する際は低オッズの馬券は買わない方が長期的にはプラスになりやすいです。

■エリザベス女王杯回顧

 まず、レガレイラの指数順位が7位だったこと、圧倒的な1番人気が想定されることで馬券妙味は無いと判断しました。

 また、軸馬を選ぶときに重視する指数が抜けて1位なのかなと思いましたが、それほど抜けていなかったためレガレイラを外した馬券を組んで当たったときに大きく儲けられると思いました。

 指数を見るとスタニングローズが1位で軸馬を選ぶときに重視する指数が2位だったため軸馬はスタニングローズに決定。

 相手には5位の馬が2頭いたのでエリザベス女王杯では5頭への流し馬券としました。

 結果として、指数順位3位のラヴェルが2着に入ってくれたことで払戻額が60万円を超え、最高の結果を得られました。

■さいごに

 いつも通りに淡々と買い目を決めた結果、3頭揃って馬券になってくれたのがエリザベス女王杯だったと思います。

 もちろん、レガレイラの過去走からスタニングローズよりは後ろで競馬するだろうと予想していました。後ろから競馬をすることで不利を受けたり前が詰まったりといった不確定要素があるのは承知していますが、買い目決定時にこうした個人的な願望を排除出来る点が、指数による買い目決定の良いところだとも思います。

 これからもブレずに買い目提供を続けますので、応援して頂けると励みになります。

(めんふく)


今回解説の予想結果はこちら


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なぜあの馬に印を打てたのか。会心の勝利を収めたプロ予想家が、自身の的中を元にレースを振り返る予想力向上コラム。 関連サイト:ウマい馬券

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