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【マイルCS予想】血統トレンドから考えるマイルCS

  • 2024年11月15日(金) 19時00分
今週末はマイルCS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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欧州型マル外とモーリスに注目


 夏秋の芝1400mのオープンクラスは「欧州型マル外の牡馬」と「モーリス産駒」のBOX馬券を買い続けたら、超大金持ちになっていました。

 190万馬券になったオーロCは「血統ビーム」オリジナルの国別血統タイプ「欧州型マル外」の牡馬ゴールデンシロップが優勝。2着シュトラウスのモーリス産駒のセン馬。国別血統タイプは「欧州型」(「国別血統タイプ」はスマート出馬表で無料公開中)

 80万馬券のスワンSもモーリス産駒の牡馬ダノンマッキンリーが優勝。2着オフトレイルは「欧州型マル外」の牡馬。

 280万馬券の信越Sも「欧州型マル外」の牡馬レイベリング、シュバルツカイザーが1、2着。

 なお、モーリスは日本の生産馬ですが、父は欧州型で欧州の主流血脈であるダンチヒ、サドラーズウェルズも持ちます。現役時代は安田記念、マイルCSも勝ち、海外G1も優勝。産駒もスプリント生産国として世界トップのオセアニアでもG1馬を出しました。産駒も日本の中距離主流血統が走りやすい舞台よりも欧州短距離血統が走りやすい舞台を得意とします。

 もちろん、今後の芝1400mでも「モーリス」と「欧州型マル外」のBOX買いをしたら当たるほど、競馬は簡単ではないでしょうけれど、これだけ同じタイプの血統が大万馬券を連発するのは、偶然では片づけられません。今の日本競馬のトレンドを示しています。

 ひとつ考えられるのは、今の日本の芝マイル以下戦線でも、日本の中距離型GI血統を重ねられた牡馬よりも、欧州型で海外で生産された牡馬のトップホースの方が血統レベルは高いのではないか? ということ。

 2020年以降の安田記念、マイルCS勝ち馬を出した種牡馬はディープインパクト、キズナ、ダイワメジャー、ハービンジャー、アクラメーション。

 ハービンジャー、アクラメーションは父が欧州型ノーザンダンサー系。どちらも海外生産馬で海外で走っていた馬。ダイワメジャーはモーリス同様、マイルCS、安田記念を両方勝った馬。キズナはディープインパクト産駒。ディープインパクト、キズナの産駒で勝った3頭(ソングライン、グランアレグリア、ダノンキングリー)のうち2頭は牝馬。

 つまり、クラシック実績のある牡馬の産駒よりも、牝馬。それよりも「欧州型マル外」かマイルGIを両方勝った馬の産駒の方がマイルGIでも結果を残しているわけです。この血統傾向は100万馬券連発の夏秋の芝1400mのオープンクラスとも同じです。

 今年のマイルCSに出走する「欧州型マル外」の産駒はレイベリングとチャリン。

 レイベリングの父フランケルは世界のスーパーサイアー。日本でもソウルスターリング、モズアスコット、グレナディアガーズが日本のマイルGIを優勝。日本のマイル戦でもGI勝利確率は日本のトップサイアー以上。

 チャリンは欧州型カク外とも呼びますが、父はダークエンジェル。欧州短距離戦線でのトップサイアー。日本でも今年の高松宮記念を産駒のマッドクールが優勝。ダークエンジェルの父はアクラメーション。産駒のロマンチックウォリアーが今年の安田記念を勝ったわけですから、やはり、今年の春のマイル以下GIも「欧州型ノーザンダンサー系マル外」、もっといえば、アクラメーションを父系に持つ馬に圧倒されてしまったわけです。

「欧州型ノーザンダンサー系のマル外」が強いレースを同じように得意とするモーリス産駒は、今年のマイルCSに3頭がエントリー(バルサムノート、マテンロウスカイ、アルナシーム)。「欧州型マル外」や欧州型ノーザンダンサー系が得意とするレースを同じように得意とする産駒が多いです。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のマイルCS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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