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【#76】「理解してはいるものの…」夫に対し、不快な気持ちになったお正月の出来事

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  • 2024年11月18日(月) 18時01分
障害ジョッキーの白浜雄造騎手の奥様が、一昨年の夏の落馬から復帰を目指して奮闘する夫と家族のリアルな姿を描く連載コラム。

2024年のお正月、近所の神社へ初詣へ。おみくじを引いた雄造騎手は、そこに書かれていた内容を見て落胆…。予定をキャンセルして先に自宅へ帰ってしまいます。

そして翌日には親戚との集まりで配慮のない発言が。その様子を見て、今度は由紀子さんが落胆。白浜家の2024年はモヤモヤからのスタートとなりました…。

「障害だから、仕方がないのかもしれない…」


 2024年1月1日。

 前日の大晦日、夫は年を越す前に寝てしまったので、元旦は早く起きてくるだろうと思っていたのですが、9時を過ぎても起きてきませんでした。

 ちょっと心配になって声を掛けてみたところ、「お節は食べない」と言い、部屋から出てこようとしない…。新年早々、手がかかる夫にクラクラしながら、何とか夫を起こし、新年の挨拶をして食事を始めました。

 思えば、落馬前は私が作るおせち料理を楽しみにしてくれていた夫。ですが、このときは少し口をつけただけでした。

 食事を終え、自宅近くの神社に初詣へ。おみくじを引き、ふと横を見ると、そこにはいつもの数倍暗い顔をしている夫がいました。夫のおみくじをのぞき込むと、「状況は動かない。八方ふさがり」というような文字が…。2024年の行く末を暗示するかのようなおみくじの結果に落ち込んでいたのです。

 初詣の後は公園に行く予定だったのですが、夫は「疲れた」と言い、先に帰ってしまいました。

 翌日の2日は、私の両親と弟一家が我が家に遊びにきました。弟の奥さんのご両親は石川県在住。元旦に発生した能登半島地震の被害に遭われていました。

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1981年9月9日生まれ。2015年に障害騎手の白浜雄造と結婚。1男1女をもうける。結婚前は四位洋文調教師や福永祐一調教師(両名、当時騎手)らが所属していたマネージメント会社にてマネージャーを務め、TV番組収録やイベント等、様々な現場で騎手をサポート。福永調教師の引退までの16年間はバレット業務も兼任。福永厩舎開業後は経理兼秘書業務を担当予定。現在はオンラインサロン「福永祐一 競走馬研究所」の運営スタッフを務める傍らフリーランスとして活動中。新たな目標のアイシングクッキー講師としても活動すべく準備中。(旧姓は坪田、また戸籍上の表記は幸子)

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