▲昨年はイクイノックスが優勝(撮影:下野雄規)
ジャパンCは10年連続で3枠より内の1頭が3着内に好走。過去10年のうち3枠より内が3着内に2頭以上好走した年が8回、3着までを独占した年も2回ある。
私のトラックバイアス判定でも過去10回のうち5回をトラックバイアス「内有利」、3回を「超内有利」と判定。
近年の東京芝は路盤の状態が非常に良いため、必ずしも内を通ることが有利ではない状況も増えてきた。
代表的な例としてジャパンCと同じコースで行われる日本ダービーは、以前まで内有利になりやすかったにもかかわらず、2021年以降は末脚の要求度が高く、むしろ外枠が有利なレースになってきている。
それでも、ジャパンCは、馬場コンディションが毎年異なるにもかかわらず、一貫して内有利が継続している点は見逃せない。
Cコース替わりとなった先週の東京芝は開催終盤でも依然として路盤の状態が良く、降雨の影響もほぼなかったことで軽い馬場コンディション。
6番人気以下で3着内に好走した9頭のうち7頭が3枠より内。二桁人気で勝った2頭はどちらも2枠より内。
土曜東京12Rは単勝221.9倍の超人気薄が1番ゲートから1着。2枠より内が3着までを独占して3連単は253万超え馬券と大波乱。内枠が恵まれていた。
今週末は良好な天気予報。先週と大差ない馬場コンディション、状況が想定される。内枠を狙いたい。
▲今週の推奨馬のシュトルーヴェ(撮影:下野雄規)
シュトルーヴェの前走宝塚記念はトラックバイアス「超外有利・ 」と判定。外枠、外を通った馬が圧倒的に恵まれたレース。最内枠から道中は馬群の内めを追走する形になり、絶望的な状況だった。トラックバイアス「超外有利」だった場合の内枠は不利の度合いが大きく、惨敗しやすいため、巻き返しの期待値は高い。
また、前走は当日雨の影響が大きく、馬場コンディションが「稍重い」だったことも敗因。
今回想定される馬場コンディションが「軽い〜稍軽い」で直線が長いコースには1勝クラス、ジューンS、JCベストレース記念、目黒記念と4回出走して3勝、2着1回と底を見せていない。
特に今年に入ってからのJCベストレース記念、目黒記念は内容が良く、得意な舞台と馬場コンディションとであれば、このメンバーでも侮れない。
現段階では枠順はわからないため、枠と馬場も考慮した最終予想はウマい馬券で公開する。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のジャパンCの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!