▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんにジャパンカップ出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
スターズオンアース美浦・高柳瑞樹 牝5
▲11月14日撮影(c)netkeiba
1週前ということもありますが、それでも少し余裕ある体には映ります。ただその一方で、牝馬とは思えないほどのしっかりとした骨格のつくりで、肩回り&トモの筋肉量がありますし、余裕と表現はしましたが、ブヨブヨとした太目残りではなく、ここから引き締まりを見せるであろう雰囲気なので、さほど心配はいらないのかもしれません。そして胴のつくりから東京の2400mはドンピシャと言える馬。久々とはなりますが、ポテンシャルは相当なものがありますし、当日のデキ次第では魅了される1頭です。
ソールオリエンス美浦・手塚貴久 牡4
▲11月13日撮影(c)netkeiba
線の細かった3歳時とは違い、オトコ馬らしい重厚感がでてきました。また明らかに前走の天皇賞(秋)時よりも前後のバランスが良くなり、首のつまりもなく、体全体を使える柔軟性がうかがえます。一度使われたことで、削がれる部分が削がれています。またパパのキタサンブラックがそうでしたが、この血統の1番の持ち味と感じるのはトップラインの繋がりが感じられる時。それが前走よりも良く映るので、状態アップと見ていいと思えます。
ダノンベルーガ美浦・堀宣行 牡5
▲11月13日撮影(c)netkeiba
前走の天皇賞(秋)時のフォトパドックでは、胴のつくりなどが、パパのハーツクライによく似てきたなぁと思えましたし、右トモの状態も含めて全体のバランスが良くなっていると思いました。しかし当日のパドックでは、右トモを落とす形の歩様で、想像&期待をしていたよりも良くない状態でした。さて今回ですが、前走時よりも少し胴が詰まったように映り、まだよくなる途上なのかなと思います。
チェルヴィニア美浦・木村哲也 牝3
▲11月13日撮影(c)netkeiba
前回も書きましたが、走る牝馬特有の品のある顔つき。見ていて飽きない美しさです。そして余分な脂肪をいっさいまとわない皮膚の薄さで、触れたら手が体に吸い込まれてしまいそうなほど。完璧すぎるステキさです。また、前回時よりも肌を色濃く見せており、やはり一度叩かれたことで内臓面の働きがよくなっているのが見てとれますし、馬自身に自信というか余裕もでてきているように見受けられます。そして右前と左トモのラインにおいても、前回時よりもバランスが良くなっているので、心身共に前走時以上のデキにあると思えます。個人的にも楽しみな1頭です。
ドゥレッツァ美浦・尾関知人 牡4
▲11月14日撮影(c)netkeiba
この馬の状態で1番驚いたのは、