キビタキSを見事的中
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちが、会心の的中を振り返る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、キビタキステークスを的中させた「YUTA」氏。波乱となった一戦を、どのようなアプローチで攻略したのか……。本人自ら綴っていただきました!
netkeiba公認プロ予想家として活動させていただいているYUTAと申します。
「YUTA」氏
この度先日のキビタキSの的中に伴いまして本コラムへの執筆のお声がけをいただきましたので、僭越ながら的中に至るまでの流れを解説していきたいと思います。
対象レース:
2024年11月16日(土)福島11R キビタキS 自分の予想スタイルとしては、過去のレース内容(レースレベルは勿論、展開や馬場の不向き、揉まれ弱さを見せたなど)を精査して各馬の能力や特徴を把握し、そこから展開、コース適性、血統、当日の馬場バイアスなどを考慮しながら、状況に応じて様々な券種を使い分けていくスタイルとなっております。
まずはメンバーの印象についてですが、何が何でもハナに行きたいであろう馬が3頭も揃っており、ハイペースになって差し追い込みが決まる可能性が高そうなメンバー構成だと思いました。また、当日の馬場を見てみると、外目の方が伸びる馬場傾向になっていたので、外を回って差してこれそうな馬を重視する方向で予想を組み立てることになりました。
その中で9番人気だったアルーリングビューを本命に選んだのですが、この馬は近走成績だけ見ると、3勝クラスでは完全に頭打ちになってしまっている馬に思えるかもしれません。
ですが、重賞好走馬であるバースクライやグランテスト、スズハロームといった強敵相手と好勝負を演じていたり、1400m戦とはいえ、後にGI馬となったルガルを負かした実績もあったので、能力は3勝クラスでも十分通用するレベルだと思っていました。
では、なぜ近走は不振になってしまっていたのかというと、4走前のライスシャワーCは内有利の展開で外枠では厳しく、3走前のTVh杯は直線で上手く進路が確保できず、前々走のアジア競馬連盟Tは苦手な道悪馬場、前走の志摩Sは圧倒的前有利の展開、といずれも不運続きだったのが原因であることは明白でした。したがって、まだまだ見限るべき馬ではなかったうえに、今回はハンデも53kgと非常に手頃だったので、9番人気であればここが絶好の狙い時だろうと考えました。
買い目としては、人気薄の馬を本命にしたので確実に何かしらの配当は得ておきたいと思い、単複をまず購入。そして高配当を視野に入れた3連複のフォーメーションも抑えておくことにしました。
レースは予想通りハイペースになって差しが決まる形となり、本命のアルーリングビュー・丸山元気騎手の好騎乗もあって3着と好走。結果として複勝と3連複をダブルでゲットすることができました。
解説は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。
(YUTA)
今回解説の予想結果は
こちら。
【連載終了のお知らせ】
当コラムは本日の更新を持ちまして、連載を終了させていただくことになりました。長い間のご愛顧、まことにありがとうございました。