フランス・ドーヴィルに本社を置くアルカナ社より、netkeibaの読者の皆様だけに限定のコラムをお送りいたします。
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注目の良血上場馬たちを紹介
ドーバー海峡に面した海辺の街ドーヴィルでは、欧州最高のオークションの一つ、アルカナ・ドーヴィル・ミックスセールの開催が2週間後に迫っています。12月7日から10日まで行われるこのセールに、1000頭を超える繁殖牝馬、現役牝馬、当歳馬が上場されます。
ドーヴィルで行われるセールは、世界中で大活躍を見せている出身馬が多いことで知られています。例えば、先週末に東京競馬場で開催されたGIジャパンCで、ドウデュースと接戦の末に僅差の2着となったシンエンペラーは、ドーヴィルからわずか数キロメートルの場所にあるモンソー牧場で生産され、8月のアルカナ社1歳セールで、矢作芳人調教師にご購買いただきました。昨シーズンはGIII京都2歳Sを優勝した他、GIホープフルSで2着となり、今シーズンは、GI日本ダービーとG1愛チャンピオンSでも3着に好走していす。シンエンペラーの血統は大変素晴らしく、G1凱旋門賞を制した全兄ソットサスは、2025年から日本で種牡馬としてのキャリアをスタートさせることになっています。
今年のミックスセールは初日のセッションから厳選されたクオリティの高い上場馬たちが登場します。上場される当歳馬の中から、何頭かご紹介しましょう。
上場番号23番: 父ブルーポイントの牡馬。叔母は重賞勝ち馬フォークナーパークで、牝系にG1勝ち馬ドビュッシーや、日本で活躍したレッドディザイアがいます。
上場番号50番:父キングマンの牝馬。キングマン産駒には、G1勝ち馬ソーテルヌ、G1仏オークス勝ち馬スパークリングプレンティ、GI・NHKマイルCを制したシュネルマイスターがいます。
上場番号54番: 父シユーニの牝馬。シユーニの代表産駒には、シンエンペラー、パディントン、セントマークスバシリカがいます。本馬は、重賞勝ち馬アルハキームと同じ牝系で、アルハキームもまた、シユーニの後継馬として2025年からフランスで種牡馬となります。
上場番号100番:父シーザスターズの牝馬。半姉ベイビーライダーは重賞勝ち馬。牝系にはウイングスオブイーグルス、ストローハット、アネゴハダがいます。
上場番号154番: 父バーイードの牝馬。チャンピオンホース・バーイードの、待望の初年度産駒の1頭です。母ガロヴァはリステッド勝ち馬です。
上場番号164番: 父フランケルの牝馬。日本で種牡馬として繋養されているアダイヤーやグレナディアガーズは、フランケルの後継馬です。母キャステラーはG2勝ち馬です。
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