例年32秒台-36秒台の前傾ラップで流れるダ1200戦だが、昨年は前後半33.5-35.8とあまり前半が速くなく、テイエムトッキュウとチェイスザドリーム、ロードカナロア産駒の行った行ったに。やはり33.2-36.6と前半33秒台で入った20年も、ジャスティン(母母父ジャイアンツコーズウェイ)とレッドルゼル(父ロードカナロア)、ストームキャットもちのワンツーだった。他ではデピュティミニスターとノーザンテーストの血を引く馬の好走も目立つ。過去10年において6歳以上は[1-5-4-61]と不振。(解説:望田潤)
イスラアネーロ モンドプリュームの半兄で、母エリモフェザーはJRA4勝(ダ1000〜1200)。他に近親に目立った活躍馬はいないが、牝祖マタテイナはサニーシプレーの母でミルジョージの母母。父イスラボニータは皐月賞馬でヤマニンサルバム、トゥードジボン、プルパレイなどを輩出。本馬はダートで成功したフジキセキとデピュティミニスターのニックスをもつので、母からダ短距離適性を受け継いだ。古馬になってジワジワ成長。馬群を苦にせず差せる強みを生かして。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
クロジシジョー ハコダテブショウの近親で、牝祖ライフポートからはダイアモンドコア、ナイキハイグレード、ソッサスブレイと地方の活躍馬が出る。父フリオーソは帝王賞などに勝った南関の帝王で、ヒカリオーソ、タイキフェルヴール、エイコーンなど遅咲きのダート馬ばかりを出してきた。本馬も叩き上げと呼ぶにふさわしい成績で5歳の今が充実期。差し脚質だけに大井や盛岡のほうが届きやすいのだろうが、ここも上がりがかかれば。パサパサの良がいいだろう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○