▲左から武井亮調教師、国枝栄調教師、田中博康調教師(撮影:下野雄規)
今週末は2歳最初のGI・阪神JFが開催。年末のホープフルSにかけて、各陣営が期待する次世代スターたちが躍動する季節がやってきました。
今回は、東西6名の注目調教師に、来年のクラシック候補馬についてインタビュー。レースや調教などから手応えを感じている期待馬や、成績以上に高い評価をしている馬の名前も挙げていただきました。
今週は美浦編、来週11日(水)には栗東編をお届け予定! ぜひ、2週にわたってお楽しみください。
(取材・文:馬切もえ)
国枝栄調教師 “最後のクラシック”に向けて「候補はたくさんいますよ」
▲国枝栄調教師(撮影:下野雄規)
──これまでアパパネ、アーモンドアイの2頭の三冠牝馬を送り出したほか、今年もステレンボッシュで桜花賞を制しています。来年のクラシック候補を教えてください。
国枝 この時期ならまだ何とでも言えるからね。クラシック候補はたくさんいますよ(笑)。まずはレイニングかな。
──サートゥルナーリア産駒の牡馬ですね。
国枝 初戦がいい勝ちっぷりだったから。まだ体は幼いけど、淡々と走れていてメンタル面に余裕を感じたのが良かった。そういう意味でこれからの可能性を感じている。次走は年明けの東京の予定。
──お次は。
国枝 アマキヒだね。
──アパパネの仔ですね。半姉にはアカイトリノムスメがいます。
国枝 初戦はクリスチャン(デムーロ)がうまく乗ってくれたのもあるけど