直近でデビューした予想家や、これからデビューを迎える予想家が自身の予想法などを紹介。『ウマい馬券』での活躍が期待されるスター候補に、本人自ら綴っていただきました!
はじめまして。血統予想家のrobと申します。
「rob」氏
まずは簡単な自己紹介をさせてください。
予想活動を開始したきっかけは、立川優馬氏主宰の競馬サロン『競馬と共に人生を歩むサロン』における予想大会“予想コンペティション”を勝ち抜いたこと。競馬王2024年1月号で誌面デビューを果たし、24年9月末から『ウマい馬券』で予想を提供しています。
予想プロセス
続いて、予想プロセスについて説明します。
パリミュチュエル方式の日本競馬では大多数が気づいていない有効なファクターを用いることが勝つための大前提だと考えます。そこで私は、まだあまり活用されていないクッション値・含水率に着目しました。
例えば、ロードカナロア産駒の中山ダート1200mの全体成績は、勝率10.9%、複勝率25.5%、単勝回収値130円、複勝回収値77円ですが、ここに含水率の要素を取り入れてみます。
含水率の高い馬場:勝率10.3%、複勝率23.0%、単勝回収値65円、複勝回収値51円
含水率の低い馬場:勝率11.5%、複勝率27.7%、単勝回収値185円、複勝回収値99円
このように、含水率の低い馬場が狙い目であることは明白です。
こうしたクッション値・含水率と血統・騎手の相関性を取り入れた独自指数が『SHINOBI指数』で、この指数を活用することで、想定されるクッション値・含水率で狙い目となる馬がみえてきます。
クッション値・含水率の活用および血統だけでなく騎手の要素も取り入れたことで、一般のデータ分析ではたどり着けない(=忍んでいる)馬を炙り出すことに成功しました。この忍んでいる穴馬を『忍馬』と呼んでいます。
忍馬の通算成績:勝率4.5%、複勝率18.5%、単勝回収値106円、複勝回収値109円
推奨ランクB以上:勝率5.6%、複勝率22.1%、単勝回収値123円、複勝回収値116円
※2024年11月24日現在
的中例を一つご紹介しましょう。
12月1日中京3R(ダ1900m)の◎は単勝51.7倍(7番人気)で1着だった5番セレクティオでした。
評価した根拠は「中京ダ1900低速ダート時のジャスタウェイ」です。ジャスタウェイ産駒は過去5年で本コース勝率9.8%、複勝率29.4%、単勝回収値44円、複勝回収値65円と特筆する数字ではありませんが、「低速ダート×牡馬」という条件では、勝率13.3%、複勝率53.3%、単勝回収値22円、複勝回収値128円に跳ね上がります。この数字が示す通り、タフな馬場で体力を発揮する血統なのです。
もちろん『SHINOBI指数』1位で、他にも牝系、実績面からも買い要素が満載でした(詳細は
予想詳細ページをご覧ください)。
想定通りタフな競馬となり、5番セレクティオが1着、『SHINOBI指数』2位で対抗の7番ペンナヴェローチェが2着となり、馬連49.3倍、ワイド11.1倍を本線で的中することができました。
アピールポイント
予想レースには見解のほか『SHINOBI指数』の指数表を掲載しています。
また、本命馬については、買いデータの他に【血統】【実績】【特注ポイント】について詳細に書くことを心がけています。
単純な買い目だけでなく、皆様の予想のヒントになるような情報を取り入れているつもりなので、参考にしていただけると嬉しいです。
(rob)