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【ユーザー質問】ジョッキーはレース前の追い切りに乗りたい? ミルコ騎手が明かす調教への“ホンネ”

  • 2024年12月10日(火) 18時02分
ミルコレビュー

▲ミルコ騎手に聞く調教に対する本音とは?(撮影:林真衣)


今回は調教に関するユーザー質問をお届け。レース前に調教に乗る馬と乗らない馬の違いなど、ジョッキーの大切な仕事について伺いました!

調教自体は「全部乗りたい!」と話しますが、母国イタリアに比べて日本のシステムは難しいそうで…。菊花賞前のコスモキュランダなど“乗らない方がいい”パターンもあるといいます。ミルコ騎手に調教へのホンネをお聞きしました!

(取材・構成=森カオル)

Q「ジョッキーのみなさんは調教に乗る馬と乗らない馬がいますが、乗るかどうかはどうやって決めているんですか? たとえば、菊花賞のコスモキュランダは、なぜ調教に乗らなかったのですか?」(ジェイコブさん)



ミルコ 意地悪な質問きた(笑)。

──意地悪? なぜ?

ミルコ 僕の本音をいえば、調教は全部乗りたいです! 乗りたいけど…。僕、昔から「調教が下手くそ」って言われているから(苦笑)。

──そういえば、だいぶ前の話になりますが、『with佑』で佑介さんと対談された際もその話題になっていましたね。佑介さんも『ミルコはスーパージョッキーだけど、調教は…。僕がトレーナーだとしたら、ミルコをアシスタントにすることはできない(笑)』と。なんか印象に残っています。

ミルコ 「時計が合わない」って言われちゃう。そのぶん、馬の気持ちを一番に考えて乗っているつもりなんだけどね。もちろん、調教師さんの指示は守りたいし、54秒と言われたら、54秒で乗りたい。調教師さんの指示を守るのも、ジョッキーの仕事のひとつだと思うから。でも、

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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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