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【C.デムーロ×藤岡佑介】「イクイノックスを倒したい」日本遠征を直談判!?──“無敗の凱旋門賞馬”エースインパクト/第3回

  • 2024年12月11日(水) 18時02分
“with佑”

▲C.デムーロ騎手と佑介騎手の対談は第3回!(撮影:稲葉訓也)


C.デムーロ騎手と佑介騎手の対談、第3回となる今回は6戦6勝で凱旋門賞を制し3歳で現役引退、種牡馬入りしたエースインパクトをテーマに伺いました。

歴史に残る輝かしい戦績ですが、凱旋門賞当日に調教師が大焦りでパニック、中継でまさかの放送事故が起きたエピソードも!? 実は「ジャパンCでイクイノックスを倒したい」とオーナーにお願いしていたそうで…もし2頭が凱旋門賞で戦ったらという質問に、C.デムーロ騎手の回答は…?

前回はこちら▼
【C.デムーロ×藤岡佑介】順風満帆ではなかった仏トップジョッキーへの道──大きな転機と成功の“秘訣”とは?/第2回

(取材・構成=不破由妃子)

9億円払ったオーナーが「これ、大丈夫なのか!?」


──昨年は、エースインパクトとのコンビでフランス競馬界を盛り上げて。凱旋門賞を最後に6戦6勝で種牡馬入りしたスーパーホースですが、やはり最初からモノが違ったんですか?

クリスチャン いえ、「まぁまぁの馬だな」というのが最初の印象でした。初めて乗ったのは南フランスでの追い切りで、僕が契約しているルジェ調教師から、「もうすぐデビューするのに、まだ馬が寝ている。素質はありそうだけど全然動かないから、ちょっと起こしてやってくれ」と頼まれて。実際に乗ったら、やっぱりズブかった。

佑介 実際にレースに乗って、イメージは変わった?

クリスチャン「クラシックに行けるかな」と思えるくらいのポテンシャルは感じたね。変わってきたのは3戦目にシャンティイで乗ったとき。パドックからすごいエナジーを感じたし、見た目もすごく変わっていた。競馬も勝負どころで仕掛けたときの反応がすごくよくて、「これは!」と思ったんだけど、前に壁があって動くに動けなくて…。

佑介 どうやって抜けてきた?

クリスチャン 「ごめんね」と思いながら、

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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