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【朝日杯FS予想】朝日杯FSは、ミスプロ系にもっと注目

  • 2024年12月13日(金) 19時00分
今週末は朝日杯フューチュリティステークス!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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牡馬は特にミスプロ系が走りやすい舞台


 同コースで行われた先週の阪神JFは前走で1800mを使っていた「距離短縮組」の「中長距離血統馬」が1〜3着を独占。

 勝ち馬のアルマヴェローチェの父は欧州キングジョージVI世&クイーンエリザベスS勝ち馬のハービンジャー。2着ビップデイジーの父サトノダイヤモンドは菊花賞勝ち馬。3着テリオスララの母父マンハッタンカフェは天皇賞(春)勝ち馬で父としても母父としても天皇賞勝ち馬を出した。長距離実績の裏付けがある血統馬が上位を独占したように、阪神JFは戦歴も血統もスタミナ指向でした。

 基本的に中距離路線の方が短距離路線よりもレースレベルが高いため、中距離組が走りやすい構造も大きく影響しているでしょう。

 また、阪神JFで中長距離血統馬が上位を独占したのは「牝馬限定戦」だったことも見逃せません。先週も当コラムで書いたように、牝馬限定のマイル戦は中距離血統が走りやすいレースが多いです。

 概ね、牝馬の方がスピードとキレに寄るため、牡馬で中距離馬が多い血統は牝馬の場合マイル寄りになるからです。加えて、日本の生産は中距離血統の方がスケールも高い馬が多いため、牝馬限定のマイル戦は中距離血統が走りやすくなってしまう傾向にあります(この傾向については先週のコラムでも書いた上で、7人気3着のテリオスララを取り上げました)。

 昨年新装された若駒限定戦の京都マイル重賞を振り返っても、勝ち馬は4頭。このうち牝馬は2勝。勝ち馬はどちらも父も母父も芝中長距離GI勝ち馬を出しているサンデー系種牡馬。

 一方、牡馬の勝ち馬はどちらもパレスマリス産駒。「血統ビーム」の血統系統では大系統ミスタープロスペクター系に属する米国生産馬。牡馬の方が米国、短距離指向の強い血統馬が走っています。

 例年の朝日杯FSと阪神JFの関係性もこの現象に近いです。阪神JFに比べて、朝日杯FSの方が短距離血統、米国指向の血統馬が走りやすい傾向にあります。

 もっとシンプルに考えてもそう。今年の朝日杯FSに出走馬を出した種牡馬には、現役時代にJRAの2歳マイルGIを勝った馬はリオンディーズしかいません。3着以内馬もタワーオブロンドンが加わるだけです。

 リオンディーズとタワーオブロンドンはどちらも大系統ミスプロ系。当舞台に圧倒的な適性の高さを示すパレスマリスと同じ。

「京都の若駒限定マイル戦は牡馬はミスプロ系。牝馬は中長距離GI血統」というシンプルな括り方でも、朝日杯FSの血統面からの注目馬はリオンディーズ産駒のミュージアムマイルとタワーオブロンドン産駒のパンジャタワーになります。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の朝日杯FS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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